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2018/9/20 夏だから島に行くし食器を探す【6日目の後半】 [マカオ]

【移動範囲】
十月初五街-(バス)-祐漢-(バス)-マカオ外港-(バス)-水坑尾街-(バス)-蓮渓廟-(バス)-マカオ外港-(フェリー)-上環-(トラム)-宿

【食事】
ビルマ料理の店が多いマカオにあって、何店か店を構えて成功している牛牛小食でランチをば
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緬甸炸醤撈面
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これでもかと具沢山。フライが食感を変えてガツガツいけるけど、タレ含めジャンクな味はしない。麺がラーメンつけ麺店の麺の様でそれも嬉しい。
サービスの檸檬水込で30パタカ。安い。

夜は皇冠小館
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控えめネオン

マカオビール
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悪くないセンスのラベルよね

蝦子撈麵
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蝦子が上出来なのは勿論のこと、歯応えも旨味もありつつ、ボソボソしない麺が絶品。日本でこれを再現するには、博多ラーメンの生麺を作るところにアヒルの卵を持ち込むとか?!

【街歩き】
珠海に接したエリア、祐漢。
5月に所用で上海に行ったから特段強く思うのだが、この街からは中国本土の郊外の香りが感じられる。それが独特なテイストであろう。道々の景色が、返還がこの街に大きな変化をもたらしたことを推測させる。地元の人向けの店の合間合間に大陸の人向けに土産物を売っている店が散見されるし、ボーダー近くには24時間営業スーパーが何軒かある。
また、祐漢の西にある黒沙環は、マカオ有数の人口密集地帯。東京だったらお台場や浜松町近辺の埋め立て地にあるような新築大型マンションが、笑ってしまうくらいひしめいている。道も広く、自家用車と思しき自動車をやけに見かけるし、古くからのマカオの街にない異質さがある。

どことなく中国な祐漢
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突出しベランダのある古い物件も目に付く
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このアパート群が最高でした
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郵便受け
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マニアにはたまらない壁のスプレー文字

入る勇気を試されているビル
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当然のごとく動かないエスカレーター

祐漢には祐漢なりの楽しみがありその点では豊作だが、家庭用品店は不作。
目当ての店は潰れ、残っている店は100均のような品揃えだし、何ならダイソーそのものが出店していた。世界経済のムーブメントを感じることしきりである。
下町を狙ってこのザマでは、マカオで安くヴィンテージ食器は手に入らないという事か。果欄街・關前後街・關前正街に行けば買えるのは知っているが、観光地価格だからなぁ。

お土産でずっしり重くなったので、一旦外港に戻りフェリーターミナルのコインロッカーに荷物を預けることに。場所代で地味に高いが、仕方あるめぇ。

身軽になってマカオ中心部
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マカオやポルトガルの本と雑貨ならこちら、Livraria Portuguesa(葡文書局)
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雰囲気含めて上質なお店ではあるが、求めていたオールドマカオな写真集は無かった

日中はトラウマレベルで混んでいるセナド広場にも一応行くか
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さほど混んでおらず、見て回れそう

時節柄、中秋節飾りがされていた
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台風の影響か、一部設営が終わっていない…

民政総署には
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うさちゃんランタンが飾られていてほっこり
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マカオのポルトガル建築でお馴染みのアズレージョを見る度
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宗主国の芸術センスが香港とは段違いなこと思い知らされるわ

夕方 市内 原付の群れ
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マカオは観光資源が豊富だけれど、電車が無い点が個人旅行客にとっては痛い。バスは分かりづらい路線図(行きと帰りでルートが異なる路線が多い)と荒い運転で観光客への配慮に著しく欠けているし、タクシーは捕まらないし、白タクはトラブルのもと。壮大な計画のもと始まったライトレール建設はいつになったら終わるのか。時間がかかり過ぎてゆいレール級の尻すぼみ案件にならなければ良いが。

さて、家庭用品に関しては失意に次ぐ失意のマカオ旅であるが、17時から蓮溪廟でマカオ最大の蚤の市が開催されている。と、Googleが教えてくれたので向かってみた。

会場の近所の家庭用品店
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商品が台風の影響で濡れていたが、可愛い花柄のヴィンテージレンゲとお椀を格安で入手。運が向いてきたか。

蓮溪廟はちょうど1年前訪れたが、廟は緩かったし、道なりの店は午前中は閉まっていて眠った街の様だった。そんなところで夕方から行われるらしい蓮溪市集はさて。

おうおう、店が開いて通りに品物を出しているではないか
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水を入れたたらいに品物を入れて洗う女性がいて、ここも水没したと分かる。洗っているレンゲが昔のものなので、いくらか聞いたら安かったので1本入手。
香港マカオ基準ではまともな家電を売ってる店も何軒かあったけれど、台風の水害からすべてを守り切れただろうか。

蓮溪廟の前では
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かさばる物が売られていたわ。世界征服をたくらむ不届きものが持っていそうな巨大地球儀、いつの日か買う人が現れるのかしらん?ベッドマットは先の台風で(以下略)

写真に撮った店は大纜巷沿いにある、まだ綺麗な方の店たちである。
市集に関係なく人通りがある通りなので、食べ物屋台も出ていて歩道に円卓が並んでいた。蚤の市兼縁日といった雰囲気か。

廟の裏の区画に行くと、怪しげな雰囲気。端的に言うと、薄汚いものを売る薄汚い店舗が固まっている。電気コードの在庫が多過ぎる店や、洗っても使う気が起きない鍋を衣装ケースに投げ入れ重ねた店など。商売が成り立つのかと不安になるが、ゴミ屋に見せかけていかがわしいDVDを売ってる店もぶっちゃけある。何にせよもう少し片せよ。
内の1軒に、台風で売り物を避難させた為、人ひとり入る通路しかない店があった。避難のさせ方が取り敢えず在庫を詰め込む方式だったので、報道番組で見る汚部屋状態。胡散臭さしかないがピンとくるものを感じ、勇気を出して奥の棚に行きつくとあるではないか、探していた柄が2つ。値段も格安。最後の最後で、お宝に出会えて上機嫌。

すっかり暗くなった下町をうろうろする気分では無いので、トレジャーハント後はバスとフェリーとトラムを乗り継ぎ、真っ直ぐ香港のホテルに帰る。

【ねこ】
マカオは驚くほど猫に会えない。

【日本へ持って帰るお土産】
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・中国茶のティーバッグ、金毛雲南紅茶、正山小種、碧螺春 @華聯公司
 華聯の接客に好感を持ってはいなかった。その点は否定しない。
 だが、今回初めて店主のオジに会って考えが変わった。また行くと思う。
 取扱い茶葉が隣りの英記より多いので、欲しいものに出会え易いし。
・皇冠小館の蝦子
 茹でた麺にこれとフランスの良いバターを絡めるだけで絶品になる。
 値は張るが、お店で食べるより安くあがるので結果的にはお得。
・烏龍茶、壽眉王、龍珠花茶@英記茶荘
 接客にHonestyを感じるのだが、茶葉の種類が少ないのがネック。
 店構えも茶器のセレクトも好みなんだけど。
・黒ゴマ月餅@晶記餅家
 あんこ系月餅の最高峰。うちの母は上海の杏花楼が最強って言いますが。
・牛牛小食の馬拉盞(中辣)
 中辣でもピリ辛。水分飛ばしたボソっとした調味料だが、ご飯に麺によく合う。
大昌老酒廠の醇舊三蒸
 今なお残るマカオの酒廠で手にした、昔気質な米酒。
 ビールの空き瓶に入れられたものが1瓶10パタカ。水のお値段かい。
 本当は料理酒を買おうとしたが、半裸の気の良いオッチャンがお勧めするもんだからつい。
時香花生瓜子の豆菓子
 澳門の豆源。豆菓子は何を買っても品が良い。
 炭焼蚕豆は、ジャイアントコーンの如く平ぺったくカリカリに焼かれたソラマメ。
 香ばしさと程良い塩気で止めらない味。
・四季丰収大きめ碗、四季丰収中くらい碗@蓮渓廟近くの店
 「いくら?」と聞いたらおやっさんが底款を見たので「足元見るのか?」と思いきや。
 2つで20パタカと香港の1/5以下の良心的価格でずっこけた。
 翌年5月にも再訪したが、50年は昔の食器類が安くて感激。
・紅花湯のみ、紅花レンゲ、ハイビスカスっぽい花レンゲ@蓮渓廟近くの店
 昔の食器の柄の名称、香港のフリマサイトでも統一されて無くて困ってる。 
・バラ柄のレンゲ@蓮渓市集

【今後へ生かすメモ】
・蓮渓廟で売っているヴィンテージ食器は、在庫は少なく偏りがあるものの良心的価格。
 キャットストリートやハリウッドロードが如何に高いかが分かる。

【全体の振り返り】
終わりよければすべてよしな家庭用品収集の旅。
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