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2019/4/28 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【3日目の前半】 [マカオ]

マカオ北部の中国国境を見学。

【移動範囲】
宿-(バス)-關閘-(徒歩)-祐漢

【食事】
朝ご飯1は祐漢街市熟食中心の吳記
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広東語でも殆ど情報にヒットしないお粥のお店

及第粥と揚げパン
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具は新鮮で臭みが無いし、お粥はトロトロ。これでもかと具沢山。お粥だけなら19パタカだなんて、祐漢価格は最高だわ。
言葉の通じない観光客が来たわ―と思っただろうが、店員さんも親切だった。

【街歩き】
中国との国境と聞くと、ドキッとしないだろうか。
私が勤勉な公務員であれば、箱とかゴミとかボロばかり撮っている怪しい観光客には声をかけて別室に連れて行くと思う。私が国境に行ったら、捕まるのではないか。国境のある關閘に行こうと思うたび、極論にも程がある不安が頭をもたげ、なかなか行けずにいた。
だが平成は終わり令和が目前、上野の香香もあと1か月強で2歳。行くなら今が最適ではと意を決し、宿の目の前のバスから国境行きのバスに飛び乗った。その勢い、スクリーンの世界に憧れ、彼氏をほっぽってグレイハウンドに乗りロスに発つ夢追い人のごと(LA LA LANDか!)。
早朝のバスは混んでいないだろうとタカをくくるも、車内はご老人と謎の筒と大きい箱を持ったおじさんらで満杯気味。ご老人は良いけど、ややもすれば武器にも見える長さの黒い筒を持ったおじさん達イズ何者。突然の確保及び取調べ(極論)を恐れガン見したが、筒には一様にSHIMANOと書かれていた。おじ達は釣り人だった-。
ローカルバスは、ホテルのあるマカオ半島西部から北部の国境へと向かう。途中、営業を停止したドッグレース場を横切る。マカオで永らく親しまれた賭博場なのでもう少し趣があるものかと思っていたが、競技場の壁は「もしアンコールワットにコロッセオがあったら~」をテーマにしたような珍奇なデザイン。誰が企画にGOしたのか、中国もポルトガルもガン無視しとる。全面を覆う予算が無かったのか、入場口付近以外はイラストでお茶を濁している点も中途半端。

ここは上野か新宿か、バスは立派過ぎる關閘の屋内バスターミナルで終点のアナウンス
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「貧しい国から来た観光客かナー」な目を浴びせる中華圏の皆様。日本の田舎の大型バスターミナルより遥かに綺麗で停留所が多いが

屋外にはそれを上回る数のバス停がある。国境からバス1本でマカオの各方面へと向かえるのだ
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バスターミナルの中では足りないので、周辺にもバス停が散らばっている。何も知らないで降り立ったら、絶望するバス停の数だわね。一瞬でも東京や新宿と比べたことを20秒間土下座して謝罪したい。

市内へ向かうバスは、見渡す限りのバス待ち民
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どんだけよ

決して狭くないのに、バス停がこの中で補いきれないのも当然
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カジノ行きシャトルバスの乗り場が、やたら面積を占めてしまうんですもの。どんだけカジノ行きたいんですか君たちは。欲を乗せて走る車道は希望の轍じゃねーぞ!サザンは今年でデビュー44年。

マカオではあまり見かけることの無いタクシーも
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より取り見取りなほど客待ち中。香港のタクシーよりスタイリッシュだな。

何故稼ぎ時に壊れてしまうのか
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この写真を拡大したら、右奥に澳門治安警察局の漫画が描かれた巨大ポスターが貼ってあった。先ほどポスターの案内に従い澳門治安警察局のインスタを見たが、公的機関にしては充実のコンテンツ。普段の活動報告は勿論のこと、警察官がモチーフの漫画あり、可愛い警察犬の子犬画像ありと見どころ沢山。卓球の強い女性警官も、子供たちにお仕事紹介をしているラブラドールを連れた男性警官も、治安小警苗のキッズたちも、誰もかれもみんなキラキラしてるわ~。

バス待ちにおののきすっかり忘れていたが、国境である
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右側の建物の先が中国本土である。中国方面に行くマカオ人が存外多い。朝の時間帯だからか、終点が關閘のバスには確実に釣り人が複数名乗っていた。マカオでも輝く世界のSHIMANO。しっかし、本土にはそんなに良い釣り場があるのか。

右側の建物を正面から撮るとこう
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昔のボーダーゲートが申し訳程度にポツンと。青いゴミ箱がオシャンティだった。

ボーダーゲート正面の、マカオ側の商店街は朝から元気に活動中。
両替屋が一番多いが、ドラッグストア、スーパー、パン屋に飲食店と一通りある。これから本土に行く人にも、マカオ観光をする本土の人にもお役立ち。

飲食一番人気は金獅餅店だった
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脇道でも、地元系スーパーが朝から開いている
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この人達も本土に遊びに行くのだろうか

どこかでご飯をと思いつつ、本土の人向けの食堂なのか、はたまた地元向けの食堂なのかよく分からない店が多く決断できずにいたら
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国境の街でも、信号の無い横断歩道では必ず歩行者を優先するマカオの車たち

祐漢街市の裏口に着いてもうた
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ピンクの建物に赤いお車で可愛らしいこと
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ん?
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んん??

街市に入って確認すると
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豚さんの搬入中であった
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ちゃんとチェックするお役人もいる

台車に積みあげられた豚さんは
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エレベータで上の階のお肉屋さんに運ばれる

こちらは八百屋さんが上に野菜を運ぶ様子
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エレベーターを呼び出して
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分かるだろうか、ドアの隙間(右端)に発泡スチロールを挟んで閉まらないようにしている
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いっぱいになるまで詰め込んで、詰め込み終わったら上に移動するのだ

道具類がたまらん
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香港を愛し、街中のモップや手袋、ハンガーなどを題材に写真集を出したMichael Wolf氏。彼が旅行の直前に亡くなっていたので、旅の最中に上記のようなゴチャゴチャを見つける度、その作品を思い出した。
執拗にテーマを追い続け、刻々と変わり続ける香港マカオの混沌を記録する。彼が続けていた事を、私もささやかながら続けたいものだ。

地樓の鮮魚コーナー
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清々しいまでに無人
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開店前に氷が納品されてるのか~

祐漢街市恒例、上からOSAKANA-YA-SAN。閉店ガラガラな前回より、沢山いっちゃうよ~
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魚を置く前に氷をならすオヤジに萌え

アップが遅い魚屋に対し、肉屋の朝は早い
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もうお使いの奥様方がいらっしゃるわよ

朝ご飯を食べて戻ったら、漸く魚屋の開店時刻となった
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どなたか香港マカオ各地の街市の色々なお店を上から撮った写真集を発売してくれないだろうか。商品だけでなくバケツや手袋など、店の裏側込みだからこそ伝わるものがあると思うんだ。

魚屋さんは開き始めていたが、氷は納品が終わっていないようだった
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真ん中のトラックが氷、両サイドは多分魚のトラック
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搬入口から10m強で魚売り場という効率の良い設計

通りますよ~
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街市の外では花屋さんも準備完了
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さて、祐漢の街並みも見て行こう。

【今後へ生かすメモ】
・週末の国境は戦場。

【全体の振り返り】
人が多いと聞いていたので休日を選んで国境に行ったが、正解だった。迫力が違う。
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