2019/5/4 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【9日目の1/3】 [香港]
英国植民地になる前の香港を知る為に、屏山を訪ねたい。
【移動範囲】
宿-(バス)-元朗
【食事】
開店直後の勝利牛丸で朝ご飯
店内の可愛さと言ったら
このドリンクを入れる冷蔵ケース、ディスプレイ棚として欲しいんだよね
三拼油麺
遠出してまで行くべき店かと言ったら確実にそうではないが、スープは切れていてなかなか。
朝のお茶は萬芳冰室で
門構えの可愛さは香港特別行政区の喫茶でも良い所につける。店内もレトロで上手くまとまっていたが、人が多過ぎたので写真は無し。ググってくれ。
食べたものは菠蘿油とミルクティー
今まで香港で食べたパイナップルパンの中で一番美味しい。熱々じゃなくても、カリカリホロホロのビスケットと地のパンが合っていて紅茶にベストマッチ。
萬芳冰室を知った後だと、金華冰廳は熱々マジックによる過大評価にすら思える。実際、熱々じゃないのを食べた時にはそこまで感動しなかったし…。
【街歩き】
朝一のバスに乗らんと最寄りの大きなバス停へ
タクシー乗り場と見間違えんばかりのタクシーの数。東京だったら戦争ものである。
お休み中のバスも撮りホーダイ
この時間、元朗方面のバスに乗る観光客は他におらず勝手が分からないので、皆が降りるところで下車。ここが元朗の中心地の様だが、自然豊かな新界だからなのか、裏道には白いふわふわした毛のようなものが常に空気中に漂っている
地に落ちたふわふわ達。
九龍や香港で経験したことのない謎の物体。街市の近くなので控えめに言って鳥さんのダウンかアニマルのファーと思われる。「こいつは凄い所に来てしまったぜ」と慄いたが、30分くらいして歩道によく植えてある木から落ちた綿毛であることに気がついた…。
色が可愛い新界のタクシー
赤タクシーより欲にまみれていない見かけが好き
広大な新界は電車バスでカバーし切れないのでミニバス天国
赤も緑もどんとこい
自転車は 歩道じゃなくて 車道だZE(五 七 五)
新界らしい啓蒙活動である。九龍や香港の都市部でママチャリやレジャーで漕ぐ自転車を見ることは稀だし、大前提として日中の歩道で自転車が陣取れる余裕はない。新界の街だと駅前の適当な場所に駐輪された自転車を見かけるし、休日のMTRには自転車をむき出しのまま輪行している人もいる。
建業街熟食市場
敷居が高い
同益街市
ミニバス乗り場の横に大棠路熟食市場
やはり敷居が。
街市に併設されている熟食中心と違い、熟食市場単体で建っているものはヨソ者に対する警戒心を感じることが多い。それでも、九龍の貧困率の高い地域のそれより、元朗の熟食市場の方がまだ入り易い気がするが。
趣味で復元した70年代の観光スライドの中に、新界の写真が数十枚入っていた。これが貴重な資料で、写真集でカバーされない昔の新界の様子が撮られている。スライドに写る元朗は、粗末な小屋が建つ舗装されてない道を鶏が歩き、その横を弟の手を引く少女が歩くという牧歌的な様子でおさげのチャン・ツィイーが溶け込めそうな田舎であった。
元朗は返還後に一気に開発が進んだ地域というイメージを持っていたが、LTRがカバーする中心部をうろつくと古めの高層住宅もそこそこある。私が想像していたより前から、街として発達していたのだなと気づかされた。
ツボなお店や看板多し
大同老餅家
本家本元だけあって、湾仔の分店より品数が多く、味もより一層美味しい感じがした。ここのゴマ入り老婆餅が、今まで香港で食べた老婆餅の中で一番完成されている。
自然に近いからか、葉物が新鮮に見える
何処に行っても、箱や
ゴチャゴチャしたものが
引っかかる性分
竹浪漫
公衆電話の私物化
元朗自体はボロレトロ愛好家にはたまらない街である。個人的にはまた訪れたい場所だ。
されども中心部から離れているし、都市化しつつあるけれど凄く観光客慣れをしている感じでもないし、特有の土産物や食事がある訳でも無い。深水埗及び界隈の工業エリアを推す政府観光局も大概だが、女子向けガイドブックで元朗を推す(最近のガイドブックは知らないが数年前はそういう流れだった)日本の出版社も相当謎だなぁと個人的には感じた。ライター陣が、会社勤めのお姉さま方がグループ旅行で行く場所はどういうところかを理解していないとしか思えない。だからひとりっPが売れるんだろうな。。
【今後へ生かすメモ】
・綿毛も落ちる5月の新界。
【全体の振り返り】
敷居の高さで、熟食中心に気持ちが乗らない。
【移動範囲】
宿-(バス)-元朗
【食事】
開店直後の勝利牛丸で朝ご飯
店内の可愛さと言ったら
このドリンクを入れる冷蔵ケース、ディスプレイ棚として欲しいんだよね
三拼油麺
遠出してまで行くべき店かと言ったら確実にそうではないが、スープは切れていてなかなか。
朝のお茶は萬芳冰室で
門構えの可愛さは香港特別行政区の喫茶でも良い所につける。店内もレトロで上手くまとまっていたが、人が多過ぎたので写真は無し。ググってくれ。
食べたものは菠蘿油とミルクティー
今まで香港で食べたパイナップルパンの中で一番美味しい。熱々じゃなくても、カリカリホロホロのビスケットと地のパンが合っていて紅茶にベストマッチ。
萬芳冰室を知った後だと、金華冰廳は熱々マジックによる過大評価にすら思える。実際、熱々じゃないのを食べた時にはそこまで感動しなかったし…。
【街歩き】
朝一のバスに乗らんと最寄りの大きなバス停へ
タクシー乗り場と見間違えんばかりのタクシーの数。東京だったら戦争ものである。
お休み中のバスも撮りホーダイ
この時間、元朗方面のバスに乗る観光客は他におらず勝手が分からないので、皆が降りるところで下車。ここが元朗の中心地の様だが、自然豊かな新界だからなのか、裏道には白いふわふわした毛のようなものが常に空気中に漂っている
地に落ちたふわふわ達。
九龍や香港で経験したことのない謎の物体。街市の近くなので控えめに言って鳥さんのダウンかアニマルのファーと思われる。「こいつは凄い所に来てしまったぜ」と慄いたが、30分くらいして歩道によく植えてある木から落ちた綿毛であることに気がついた…。
色が可愛い新界のタクシー
赤タクシーより欲にまみれていない見かけが好き
広大な新界は電車バスでカバーし切れないのでミニバス天国
赤も緑もどんとこい
自転車は 歩道じゃなくて 車道だZE(五 七 五)
新界らしい啓蒙活動である。九龍や香港の都市部でママチャリやレジャーで漕ぐ自転車を見ることは稀だし、大前提として日中の歩道で自転車が陣取れる余裕はない。新界の街だと駅前の適当な場所に駐輪された自転車を見かけるし、休日のMTRには自転車をむき出しのまま輪行している人もいる。
建業街熟食市場
敷居が高い
同益街市
ミニバス乗り場の横に大棠路熟食市場
やはり敷居が。
街市に併設されている熟食中心と違い、熟食市場単体で建っているものはヨソ者に対する警戒心を感じることが多い。それでも、九龍の貧困率の高い地域のそれより、元朗の熟食市場の方がまだ入り易い気がするが。
趣味で復元した70年代の観光スライドの中に、新界の写真が数十枚入っていた。これが貴重な資料で、写真集でカバーされない昔の新界の様子が撮られている。スライドに写る元朗は、粗末な小屋が建つ舗装されてない道を鶏が歩き、その横を弟の手を引く少女が歩くという牧歌的な様子でおさげのチャン・ツィイーが溶け込めそうな田舎であった。
元朗は返還後に一気に開発が進んだ地域というイメージを持っていたが、LTRがカバーする中心部をうろつくと古めの高層住宅もそこそこある。私が想像していたより前から、街として発達していたのだなと気づかされた。
ツボなお店や看板多し
大同老餅家
本家本元だけあって、湾仔の分店より品数が多く、味もより一層美味しい感じがした。ここのゴマ入り老婆餅が、今まで香港で食べた老婆餅の中で一番完成されている。
自然に近いからか、葉物が新鮮に見える
何処に行っても、箱や
ゴチャゴチャしたものが
引っかかる性分
竹浪漫
公衆電話の私物化
元朗自体はボロレトロ愛好家にはたまらない街である。個人的にはまた訪れたい場所だ。
されども中心部から離れているし、都市化しつつあるけれど凄く観光客慣れをしている感じでもないし、特有の土産物や食事がある訳でも無い。深水埗及び界隈の工業エリアを推す政府観光局も大概だが、女子向けガイドブックで元朗を推す(最近のガイドブックは知らないが数年前はそういう流れだった)日本の出版社も相当謎だなぁと個人的には感じた。ライター陣が、会社勤めのお姉さま方がグループ旅行で行く場所はどういうところかを理解していないとしか思えない。だからひとりっPが売れるんだろうな。。
【今後へ生かすメモ】
・綿毛も落ちる5月の新界。
【全体の振り返り】
敷居の高さで、熟食中心に気持ちが乗らない。
2019/5/3 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【8日目の後半】 [香港]
団地の名所を見学。
【移動範囲】
華富邨-(バス)-中環-(MTR)-深水埗-(MTR)-宿
【食事】
散策の後の遅めのお昼は華富冰室で
タイポが可愛い老舗は間違いない
古き良きな内装
頼んだものは、ミルクティーとスパムサンド
ミルクティーは冰室の正統派の味。ほどほどに苦くて高水準。サンドイッチは昔っぽいがちゃんと作っていて、懐かしくも美味しい。
夜ご飯は容記小菜王新蒲崗分店で乳猪を外買
押しに負けて多めに買ってはみたが、ちょっと骨っぽくて塩気が強すぎたな。本旅行イチの微妙ディナー。
ビールと共に
Lion Rock Breweryのオートミールスタウト 東方之珠、これがかなり好みだった。強さを感じつつも、甘みがあって舌触りが良い。買い占めたい。
【街歩き】
そぞろ歩きの末、華富邨屈指の名所が見えるところに到着した
名所とは、公営団地から仰ぎ見るセレブやスターがお住まいの金満レジデンスお高級マンション貝沙湾…では無く!
下に写っている滝 瀑布湾
清の時代には新安八景に選ばれていたので、英国統治時代にそのまま香港八景にスライドされ親しまれていた名所である。昔々は船が水を求め停泊した場所でもある。
現在は滝周辺が立ち入り禁止となっており、滝に向かう階段をゲートで塞いでいる。風光明媚な姿を近くで見ることはかなわないので、パパラッチスタイルで遠巻きに撮影するしかない。とは言うものの、それを飛び越えて中に入った人もいれば、先に入っている人がいたので扉は開いていたという人、工事の人に聞いてOKを貰ったので入ったと主張する人もいる。
さて、香港島南区の華富邨を含む一帯は大規模墓地があった。19世紀からその名が記録されている、雞籠湾墳場がそれで、お陰で華富邨もUFO目撃情報・心霊関連の話題に事欠かない。瀑布湾公園の辺り近所はここ2年以内でも、滝から落ちて~(人だけでなくワンちゃんも)という自業自得から始まり、世を儚んだ人が公園で~(※1件では無い)、あら海に浮かぶアレは~、という事件が発生しているおり、日々伝説を深めてしまっている。
そもそも、少なからぬ子供が事故に遭ったことが契機で立ち入り制限が始まったとある。観光客がそれを越えてまで、滝を生で見に行く必要があるのだろうか。ま、香ばしい橋の下巡りをしているオイラが言う事でも無いんですが。
瀑布湾は遠きにありて思ふもの。けど安心あれ、瀑布湾公園から行ける名所がもう一つある。8,000体ほどの神像が海を向いている場所だ。
言葉は要らぬ、神像を見よ
必死に撮ったのに全部撮り切れてないわ
中環街市
街のど真ん中なのに、順調に廃墟度が増しててマジでどういうこと。
中環街市と言いPMQと言い、香港は都市部の建物をうだうだ寝かせるの好き過ぎだろ!土地無い土地無い詐欺か!!と突っ込もうかと思ったが、おらが中目黒ガード下も、店舗を追い出してから無駄に時を重ねた挙句、高飛車高級路線に舵を切っちゃってたわ。猛省。
わざわざ中環を歩いたのは、雑居ビルにある本屋さん 大業藝術書店に寄る為だ。欲しい本を取り扱っている場所が、ネットではそこしか検索出来なかったのである。
この書店に行ったこと自体が正解であった。扱う本の種類こそ多くないが、本に対する愛情が深いお店なのだ。英語の話せる女性店員は、こちらの関心分野を聞いたうえでアドバイスしてくれる。おじさんは奥から椅子を持って来て「どうぞ座って読んで」と差し出す。恐縮していたら、「買わなくても良いから気にしないで読んで、良い本を知って貰いたいの」と女性が言ってくれた。彼女は、売り場に置く本も、良いと思ったものだけを置いているのだと自信を持って語ってくれた。
時は金なりと書かれた刃を磨きに磨いて日本刀のようにしてしまった香港の中心地で、そんな言葉が聞けるとは。こういうお店で商品を買って、心ばかりの支援をしなければと強く思わされたのであった。
【ねこ】
瀑布湾公園ねこ
深水埗ねこ
お隣のお店のお姉さんに可愛がられていたが、目線頂けず。幸せにね。
【日本へ持って帰るお土産】
・ランチョンマット@G.O.D.
会社のやたら広いデスクにマウスパッド代わりに置いている。
・香港ショップサイン「港」@G.O.D.
通りの店の看板に使われている繁体字は香港らしさの一つ。
そのデザインを職人の技術でお土産化したもの。
グッズ化して欲しいものをちゃんとグッズ化している点が流石G.O.D.である。
文字とサイズが選べるので、本当は香の字が欲しかったけれど、欠品していた。
それじゃあと港を買って帰り、いそいそと家の壁に設置。
港だけだと横浜大好きな人みたいになってしまう点が悩ましい。
・四季常春の小碗@鴨寮街跳蚤市場
・獅子舞柄の湯のみ@G.O.D.
配色と絵柄が可愛すぎる。今も日記を書きながらこの湯のみでお茶を飲んでいる。
・餃子汁@八珍
週1で王将の冷凍餃子を食べる身としては、生活必需品。
・魔法瓶の内蓋@榮記五金家品
・Life in Hong Kong in 1969@大業藝術書店
タイトル通り、1969年に訪れた香港の街をRedge Solley氏が写したもの。
白黒と言えど写真が鮮明だし、作者の視点からの街が見れて楽しい。
この年代の、限られた範囲をつぶさに切り取ってまとめた写真集は多くないので興味深い。
・Post Impressions: 100 Years of the South China Morning Post@大業藝術書店
「香港の歴史に興味があるが、広東語はあまり得意ではないので英語の本がありがたい。」
と言う私のリクエストから大業藝術書店の女性が紹介してくれた1冊。
South China Morning Postが自社の写真を使い香港100年史を伝えるという情熱の1冊。
その歴史と立場から、他ではお目にかかれない写真がまとまって掲載されている。
香港の近代史を写真と共に学びたい人であれば、買って損することは無い。
こんな本を探していたのだ。紹介して下さったことに非常に感謝している。
【今後へ生かすメモ】
・大業藝術書店のSNSはフォロー決定。
【全体の振り返り】
華富邨は広過ぎた。
【移動範囲】
華富邨-(バス)-中環-(MTR)-深水埗-(MTR)-宿
【食事】
散策の後の遅めのお昼は華富冰室で
タイポが可愛い老舗は間違いない
古き良きな内装
頼んだものは、ミルクティーとスパムサンド
ミルクティーは冰室の正統派の味。ほどほどに苦くて高水準。サンドイッチは昔っぽいがちゃんと作っていて、懐かしくも美味しい。
夜ご飯は容記小菜王新蒲崗分店で乳猪を外買
押しに負けて多めに買ってはみたが、ちょっと骨っぽくて塩気が強すぎたな。本旅行イチの微妙ディナー。
ビールと共に
Lion Rock Breweryのオートミールスタウト 東方之珠、これがかなり好みだった。強さを感じつつも、甘みがあって舌触りが良い。買い占めたい。
【街歩き】
そぞろ歩きの末、華富邨屈指の名所が見えるところに到着した
名所とは、公営団地から仰ぎ見るセレブやスターがお住まいの
下に写っている滝 瀑布湾
清の時代には新安八景に選ばれていたので、英国統治時代にそのまま香港八景にスライドされ親しまれていた名所である。昔々は船が水を求め停泊した場所でもある。
現在は滝周辺が立ち入り禁止となっており、滝に向かう階段をゲートで塞いでいる。風光明媚な姿を近くで見ることはかなわないので、パパラッチスタイルで遠巻きに撮影するしかない。とは言うものの、それを飛び越えて中に入った人もいれば、先に入っている人がいたので扉は開いていたという人、工事の人に聞いてOKを貰ったので入ったと主張する人もいる。
さて、香港島南区の華富邨を含む一帯は大規模墓地があった。19世紀からその名が記録されている、雞籠湾墳場がそれで、お陰で華富邨もUFO目撃情報・心霊関連の話題に事欠かない。瀑布湾公園の辺り近所はここ2年以内でも、滝から落ちて~(人だけでなくワンちゃんも)という自業自得から始まり、世を儚んだ人が公園で~(※1件では無い)、あら海に浮かぶアレは~、という事件が発生しているおり、日々伝説を深めてしまっている。
そもそも、少なからぬ子供が事故に遭ったことが契機で立ち入り制限が始まったとある。観光客がそれを越えてまで、滝を生で見に行く必要があるのだろうか。ま、香ばしい橋の下巡りをしているオイラが言う事でも無いんですが。
瀑布湾は遠きにありて思ふもの。けど安心あれ、瀑布湾公園から行ける名所がもう一つある。8,000体ほどの神像が海を向いている場所だ。
言葉は要らぬ、神像を見よ
必死に撮ったのに全部撮り切れてないわ
中環街市
街のど真ん中なのに、順調に廃墟度が増しててマジでどういうこと。
中環街市と言いPMQと言い、香港は都市部の建物をうだうだ寝かせるの好き過ぎだろ!土地無い土地無い詐欺か!!と突っ込もうかと思ったが、おらが中目黒ガード下も、店舗を追い出してから無駄に時を重ねた挙句、高飛車高級路線に舵を切っちゃってたわ。猛省。
わざわざ中環を歩いたのは、雑居ビルにある本屋さん 大業藝術書店に寄る為だ。欲しい本を取り扱っている場所が、ネットではそこしか検索出来なかったのである。
この書店に行ったこと自体が正解であった。扱う本の種類こそ多くないが、本に対する愛情が深いお店なのだ。英語の話せる女性店員は、こちらの関心分野を聞いたうえでアドバイスしてくれる。おじさんは奥から椅子を持って来て「どうぞ座って読んで」と差し出す。恐縮していたら、「買わなくても良いから気にしないで読んで、良い本を知って貰いたいの」と女性が言ってくれた。彼女は、売り場に置く本も、良いと思ったものだけを置いているのだと自信を持って語ってくれた。
時は金なりと書かれた刃を磨きに磨いて日本刀のようにしてしまった香港の中心地で、そんな言葉が聞けるとは。こういうお店で商品を買って、心ばかりの支援をしなければと強く思わされたのであった。
【ねこ】
瀑布湾公園ねこ
深水埗ねこ
お隣のお店のお姉さんに可愛がられていたが、目線頂けず。幸せにね。
【日本へ持って帰るお土産】
・ランチョンマット@G.O.D.
会社のやたら広いデスクにマウスパッド代わりに置いている。
・香港ショップサイン「港」@G.O.D.
通りの店の看板に使われている繁体字は香港らしさの一つ。
そのデザインを職人の技術でお土産化したもの。
グッズ化して欲しいものをちゃんとグッズ化している点が流石G.O.D.である。
文字とサイズが選べるので、本当は香の字が欲しかったけれど、欠品していた。
それじゃあと港を買って帰り、いそいそと家の壁に設置。
港だけだと横浜大好きな人みたいになってしまう点が悩ましい。
・四季常春の小碗@鴨寮街跳蚤市場
・獅子舞柄の湯のみ@G.O.D.
配色と絵柄が可愛すぎる。今も日記を書きながらこの湯のみでお茶を飲んでいる。
・餃子汁@八珍
週1で王将の冷凍餃子を食べる身としては、生活必需品。
・魔法瓶の内蓋@榮記五金家品
・Life in Hong Kong in 1969@大業藝術書店
タイトル通り、1969年に訪れた香港の街をRedge Solley氏が写したもの。
白黒と言えど写真が鮮明だし、作者の視点からの街が見れて楽しい。
この年代の、限られた範囲をつぶさに切り取ってまとめた写真集は多くないので興味深い。
・Post Impressions: 100 Years of the South China Morning Post@大業藝術書店
「香港の歴史に興味があるが、広東語はあまり得意ではないので英語の本がありがたい。」
と言う私のリクエストから大業藝術書店の女性が紹介してくれた1冊。
South China Morning Postが自社の写真を使い香港100年史を伝えるという情熱の1冊。
その歴史と立場から、他ではお目にかかれない写真がまとまって掲載されている。
香港の近代史を写真と共に学びたい人であれば、買って損することは無い。
こんな本を探していたのだ。紹介して下さったことに非常に感謝している。
【今後へ生かすメモ】
・大業藝術書店のSNSはフォロー決定。
【全体の振り返り】
華富邨は広過ぎた。
2019/5/3 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【8日目の前半】 [香港]
団地へGO。
【移動範囲】
宿-(バス)-中環-(バス)-薄扶林-(バス)-華富邨
【食事】
バスの冷房が効き過ぎていて体が冷えた、目にとまったWheatfield X 羅宋湯専門店に入店し朝ご飯を
ボルシチ&麺専門店なる、香港都市部にありがちな謎創作料理を出す店の様だ
ボルシチと麺の種類を選ぶらしい
ベジタリアン用ビーツボルシチにうどんの組み合わせも出来るみたいだけど、確実に地雷じゃないのかそれは
店員さんは感じ良し
冷えた体にミルクティーの熱さが染みるぜ
猪骨ボルシチに上海麺
猪骨くらいハッキリしたスープとトマトと中華麺なら、合っちゃうね。家でも再現できそうなので、寒い日に真似しよう。
【街歩き】
服を洗衣店に預けいざ出発
翌日服を取りに行ったら、袋に「日本人」と書いてあったわ
香港の新聞スタンドの中でもツンとした感じを出しているのは、中環のFinancial Times推しのこちらさん
主観だから違うのかも知れないけど、英字新聞を売っている店の数って減って来てないかね。香港オフィスを閉じて本土に進出する企業が増えているので、至極当然と言われればそれまでだけど。
威靈頓街120號こと元「永和號」
建物自体は19世紀からあり築130年を越えているので、開発すべきか保存すべきかで議論がされている。子供でも分かると思うけど、このままだと火災もチュー害もバッチ来いなので、諸々考えて地元が結論出せばいいと思う。
これから移動が続くってのに、写真の五金屋で小麦粉の入っていた袋が売っていたので買ってしまう
謎の袋の束をリュックに差したまま、バスに乗って一路薄扶林村へ。
薄扶林村は香港に現存する数少ない寮屋区(移民のバラック小屋が連なっている区画)だ。寮屋区の持つものものしいイメージとは異なり、一大行事の舞火龍が有名だし、観光客向けのマップを作っているのでウェルカム感があるのかと期待して行ったのだ。
村の入り口では、舞火龍の龍たちがお出迎え
ひゃあ~
手作り感が強くて可愛い子達ね♪
さて集落の外側を見ると
フム、気合いの入ったボロ物件ばっかし
写真で見る返還前の調景嶺の如く、背の低い建物が坂に沿って建っている
水井頭大水
ぴちゃぴちゃ程度の量しか流れていなかったが、水量が多い時もあるようで、村のFacebookページに動画が載っていた
龍と言えば鯉
コレヨリ先Dairy Farmノ施設ナリ
むかし牛奶公司、今牛奶國際なDairy Farm社。可愛らしい響きとは裏腹にバキバキの大企業。
神は何処にでもいる
背後のトタンがパワーあり過ぎ
こうやって写真で振り返ると味わい深い体験をしたなと思えるのだが、訪れていた瞬間は全く逆の印象であった。凶暴な犬種の犬が放し飼いにされている点に集約されている気がするが、観光マップを置いている割には開放感の無さを何となく感じていた。
ま
目と鼻の先が近代化され切っているのに、衛生的にもコンプラ的にもクエスチョンな場所に住み続けるのだ。根性が無ければ出来ないよな。
さぁ時計の針を現代に進めて行こう。
戦後の香港には大量の移民が押し寄せ、彼らが住む寮屋では火災が頻発した。火災で広範囲が焼け野原になることは社会的な問題となり、50年代以降香港に公営住宅が建てられる様になった。その1つの華富邨に向かおう。
華富邨は香港で一二を争う著名な公営住宅だ。
先ず建物の数が多い。海と緑に挟まれた土地に、住宅がドッドッドッと多数そびえたっている。
第二に、団地の中が充実している。近くにMTRの駅が無いわ、都市からは若干離れているわ、結構な坂道だわで、住民の移動は今でもバスが主体。その分、暮らしに必要なものは団地の中に揃っている。街市、遊技場、古めかしいショッピングモールは序の口、公園、大きな駐車場、郵便局、幼稚園~大専に特殊学校、YMCAだってある。
第三に、第一で若干説明してしまったが景色が良い。公園で風を浴びながら海を見ることの、何と気持ちの良いことよ。
第四に平民豪宅と称されるほどの「きちんと感」。一番古い建物が1967年に建てられ、新しいものでも築40年は経過しているが、古さの割に綺麗にして暮らしている。周囲があまり開発されていない分、団地内の店がスッカスカに廃れ切っていない点も見逃せない。
このような点から、見学に来る観光客も少なくない。
華富邨の敷地が広過ぎて中にバス停が幾つもあるが、住民が降りるところで共に降りる
一番最初に見えたのは、華富邨のお隣華貴邨。90年代に建てられたもので、華貴邨だけでも6つの樓を擁する。
気を取り直して華富邨。説明はさっき充分したので、写真だけ載せておく。住宅編
住宅以外まとめ
your order, I Make It Fresh! ご注文、毎日新鮮で出来上がります!
日本人の英語力を軽くディスった上で変な日本語を使っているとしたら、奴さんはかなりの手練れだぜ…
【今後へ生かすメモ】
・寮屋区暮らしには気合がいる。
【全体の振り返り】
団地を歩くだけで1日が終わりかねない。
【移動範囲】
宿-(バス)-中環-(バス)-薄扶林-(バス)-華富邨
【食事】
バスの冷房が効き過ぎていて体が冷えた、目にとまったWheatfield X 羅宋湯専門店に入店し朝ご飯を
ボルシチ&麺専門店なる、香港都市部にありがちな謎創作料理を出す店の様だ
ボルシチと麺の種類を選ぶらしい
ベジタリアン用ビーツボルシチにうどんの組み合わせも出来るみたいだけど、確実に地雷じゃないのかそれは
店員さんは感じ良し
冷えた体にミルクティーの熱さが染みるぜ
猪骨ボルシチに上海麺
猪骨くらいハッキリしたスープとトマトと中華麺なら、合っちゃうね。家でも再現できそうなので、寒い日に真似しよう。
【街歩き】
服を洗衣店に預けいざ出発
翌日服を取りに行ったら、袋に「日本人」と書いてあったわ
香港の新聞スタンドの中でもツンとした感じを出しているのは、中環のFinancial Times推しのこちらさん
主観だから違うのかも知れないけど、英字新聞を売っている店の数って減って来てないかね。香港オフィスを閉じて本土に進出する企業が増えているので、至極当然と言われればそれまでだけど。
威靈頓街120號こと元「永和號」
建物自体は19世紀からあり築130年を越えているので、開発すべきか保存すべきかで議論がされている。子供でも分かると思うけど、このままだと火災もチュー害もバッチ来いなので、諸々考えて地元が結論出せばいいと思う。
これから移動が続くってのに、写真の五金屋で小麦粉の入っていた袋が売っていたので買ってしまう
謎の袋の束をリュックに差したまま、バスに乗って一路薄扶林村へ。
薄扶林村は香港に現存する数少ない寮屋区(移民のバラック小屋が連なっている区画)だ。寮屋区の持つものものしいイメージとは異なり、一大行事の舞火龍が有名だし、観光客向けのマップを作っているのでウェルカム感があるのかと期待して行ったのだ。
村の入り口では、舞火龍の龍たちがお出迎え
ひゃあ~
手作り感が強くて可愛い子達ね♪
さて集落の外側を見ると
フム、気合いの入ったボロ物件ばっかし
写真で見る返還前の調景嶺の如く、背の低い建物が坂に沿って建っている
水井頭大水
ぴちゃぴちゃ程度の量しか流れていなかったが、水量が多い時もあるようで、村のFacebookページに動画が載っていた
龍と言えば鯉
コレヨリ先Dairy Farmノ施設ナリ
むかし牛奶公司、今牛奶國際なDairy Farm社。可愛らしい響きとは裏腹にバキバキの大企業。
神は何処にでもいる
背後のトタンがパワーあり過ぎ
こうやって写真で振り返ると味わい深い体験をしたなと思えるのだが、訪れていた瞬間は全く逆の印象であった。凶暴な犬種の犬が放し飼いにされている点に集約されている気がするが、観光マップを置いている割には開放感の無さを何となく感じていた。
ま
目と鼻の先が近代化され切っているのに、衛生的にもコンプラ的にもクエスチョンな場所に住み続けるのだ。根性が無ければ出来ないよな。
さぁ時計の針を現代に進めて行こう。
戦後の香港には大量の移民が押し寄せ、彼らが住む寮屋では火災が頻発した。火災で広範囲が焼け野原になることは社会的な問題となり、50年代以降香港に公営住宅が建てられる様になった。その1つの華富邨に向かおう。
華富邨は香港で一二を争う著名な公営住宅だ。
先ず建物の数が多い。海と緑に挟まれた土地に、住宅がドッドッドッと多数そびえたっている。
第二に、団地の中が充実している。近くにMTRの駅が無いわ、都市からは若干離れているわ、結構な坂道だわで、住民の移動は今でもバスが主体。その分、暮らしに必要なものは団地の中に揃っている。街市、遊技場、古めかしいショッピングモールは序の口、公園、大きな駐車場、郵便局、幼稚園~大専に特殊学校、YMCAだってある。
第三に、第一で若干説明してしまったが景色が良い。公園で風を浴びながら海を見ることの、何と気持ちの良いことよ。
第四に平民豪宅と称されるほどの「きちんと感」。一番古い建物が1967年に建てられ、新しいものでも築40年は経過しているが、古さの割に綺麗にして暮らしている。周囲があまり開発されていない分、団地内の店がスッカスカに廃れ切っていない点も見逃せない。
このような点から、見学に来る観光客も少なくない。
華富邨の敷地が広過ぎて中にバス停が幾つもあるが、住民が降りるところで共に降りる
一番最初に見えたのは、華富邨のお隣華貴邨。90年代に建てられたもので、華貴邨だけでも6つの樓を擁する。
気を取り直して華富邨。説明はさっき充分したので、写真だけ載せておく。住宅編
住宅以外まとめ
your order, I Make It Fresh! ご注文、毎日新鮮で出来上がります!
日本人の英語力を軽くディスった上で変な日本語を使っているとしたら、奴さんはかなりの手練れだぜ…
【今後へ生かすメモ】
・寮屋区暮らしには気合がいる。
【全体の振り返り】
団地を歩くだけで1日が終わりかねない。
2019/5/2 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【7日目の後半】 [香港]
まだまだ九龍城を見たいが、待ち合わせもあるので駆け足で。
【移動範囲】
九龍城-(徒歩)-樂富-(MTR)-黄大仙-(MTR)-将軍澳-(MTR)-宿-(MTR)-深水埗-(MTR)-宿
【食事】
お昼は九龍城街市熟食中心の人気店樂園で
メラミン食器が可愛い
今日も勿論ミルクティー
港式らしいしっかりとした濃さがありつつも食事に合う、よく出来たミルクティーだった
一大名物の沙爹牛肉西多士
フレンチトーストにサテー牛肉が入った甘じょっぱ系メニューである
サテー牛肉の香辛料が効いているが、甘さもしょっぱさも強過ぎない。
香港のよその地域の人や、観光客が来る店なので店員さんも慣れていて感じ良し。再訪あり。
夜は君戸鍋貼大王新蒲崗分店で
持ち帰り
豚の生煎、牛の生煎、餃子
一田超市で値引き販売していたLion Rock Breweryのビールと一緒に頂く
空港があった時代、九龍城に住んでいた人が獅子山を見上げていたかと思うと涙が
【街歩き】
香港最大規模の公衆街市、九龍城街市
街の熟食中心は中華とタイでハーフハーフ
先述の通り581店舗もあるので、全部見ることは諦めた
熟食中心の階が工事中
九龍城街市向かいの店舗は実に堂々としていて立派
半世紀前で時が止まったかのような店構え
このタイポを無形文化遺産にしたい
食通が集まる街と日本語のガイドブックで形容される九龍城、大きめ果物店はイマドキ香港らしくJA直売所状態だった
香港は日本産(及び日本産と称す)果物が本当に多いよね。距離の近さから、九州産の農産物は高級めスーパーでもよく見かけるし。彼らが日本のスーパーに行ったら、日本国外の果物がいっぱいで驚くのではなかろうか。
地面に何段か階段があって0.5階みたいにして土地を利用するのって、香港ではあまり見ない気がする
んだけど、どうだろう
九龍城は道が香港の下町基準でいうとすこぶる単純なので、周り易い
待ち合わせがあるので、後ろ髪をひかれる思いで後にした
夕方~夜の新蒲崗
飛び込みで入ったマッサージ店
ガッチガチの脚をほぐしてくれた
【ねこ】
九龍城街市ねこ
「なぁに見てんのよー」<美川憲一ボイス>
九龍城の八百屋ねこ
【日本へ持って帰るお土産】
・痰牌のレプリカ@香港人のコレクター
老舗の冰室などで見るアレのレプリカ。額装したらメチャいい感じ。
・金駿眉、明前西湖龍井@九龍城の閉店直前セールをしていた店
・鯉柄の利是封@新蒲崗の専門店
・ダブルハピネスなレトロタオル@九龍城街市のタオル屋
色違いで2枚ずつ。凄く安い訳でもないけど何となくほっこりする柄。
・金錢牌の大型水壺@香港人のコレクター
一時期は駱駝牌としのぎを削っていた香港製造の魔法瓶メーカー金錢牌。
創業は駱駝牌より少し早かった様だが、時代の流れで敢え無く廃業。
今となっては市場から消えてからの方が長いくらいで、情報も少ない。
このデザインを50~60年代のものと主張する人がいるので、そのくらいか。
銭っこ柄のロゴ、底にデカデカ打ち付けたMADE IN HONG KONGが良きかな。
・駱駝牌の飯壺×2@香港人のコレクター
駱駝牌を代表するレトロアイテムの1つ、飯壺。
下に大きくCAMELと書かれたものは特に古い時代のものだと記憶している。
緑が50年代(と思っているが60年代の可能性あり)、赤が60~70年代くらいか。
ロゴ以外にも、外蓋内蓋の造りが時期によって少しずつ違うのでハッキリしない。
駱駝牌は私のようなオタクの為に、過去に発売した全製品を網羅した解説本を発刊すべき。
・キッチュな小皿、伝統的な龍柄の皿、西洋を意識した体の大皿@九龍城の五金屋
九龍城の五金屋で、「懐かしのお皿(意訳)」なる付箋を付けて販売されていた代物。
本業が食器じゃないので、新品だと言うに市価よりお安めだった。
・お花柄の小皿@九龍城の五金屋
金で縁取られた新品が、1枚3HKDと爆安なので買い占めた。
底款はFANCY CHINA BY SEYEIと。ファンシーチャイナて。
レトロポップなデザインの中に、昔の中国製造にあるまじき仕上げの丁寧さがあり舌を巻く。
それもそのはず、調べたら日本メーカーのものと判明した。
SEYEIは数年前に破産した瀬栄陶器のことだったのだ。
輸出用に海を越えた食器がまた日本に帰って来るとは、運命的なものを感じる。
上記の皿と合わせ一通り買い占めたら、店のオジイが嘉麟樓の紙袋に入れてくれた。
よく見ると値段を書いた付箋もペニンシュラホテルのもの。
オジイは隠れセレブだったんだろうか…。若しくは息子がセレブまたは従業員。
【今後へ生かすメモ】
・加圧ソックスでは治し切れないダメージを、フットマッサージは回復してくれる。
【全体の振り返り】
コレクターから物を買う合間に観光をした。
【移動範囲】
九龍城-(徒歩)-樂富-(MTR)-黄大仙-(MTR)-将軍澳-(MTR)-宿-(MTR)-深水埗-(MTR)-宿
【食事】
お昼は九龍城街市熟食中心の人気店樂園で
メラミン食器が可愛い
今日も勿論ミルクティー
港式らしいしっかりとした濃さがありつつも食事に合う、よく出来たミルクティーだった
一大名物の沙爹牛肉西多士
フレンチトーストにサテー牛肉が入った甘じょっぱ系メニューである
サテー牛肉の香辛料が効いているが、甘さもしょっぱさも強過ぎない。
香港のよその地域の人や、観光客が来る店なので店員さんも慣れていて感じ良し。再訪あり。
夜は君戸鍋貼大王新蒲崗分店で
持ち帰り
豚の生煎、牛の生煎、餃子
一田超市で値引き販売していたLion Rock Breweryのビールと一緒に頂く
空港があった時代、九龍城に住んでいた人が獅子山を見上げていたかと思うと涙が
【街歩き】
香港最大規模の公衆街市、九龍城街市
街の熟食中心は中華とタイでハーフハーフ
先述の通り581店舗もあるので、全部見ることは諦めた
熟食中心の階が工事中
九龍城街市向かいの店舗は実に堂々としていて立派
半世紀前で時が止まったかのような店構え
このタイポを無形文化遺産にしたい
食通が集まる街と日本語のガイドブックで形容される九龍城、大きめ果物店はイマドキ香港らしくJA直売所状態だった
香港は日本産(及び日本産と称す)果物が本当に多いよね。距離の近さから、九州産の農産物は高級めスーパーでもよく見かけるし。彼らが日本のスーパーに行ったら、日本国外の果物がいっぱいで驚くのではなかろうか。
地面に何段か階段があって0.5階みたいにして土地を利用するのって、香港ではあまり見ない気がする
んだけど、どうだろう
九龍城は道が香港の下町基準でいうとすこぶる単純なので、周り易い
待ち合わせがあるので、後ろ髪をひかれる思いで後にした
夕方~夜の新蒲崗
飛び込みで入ったマッサージ店
ガッチガチの脚をほぐしてくれた
【ねこ】
九龍城街市ねこ
「なぁに見てんのよー」<美川憲一ボイス>
九龍城の八百屋ねこ
【日本へ持って帰るお土産】
・痰牌のレプリカ@香港人のコレクター
老舗の冰室などで見るアレのレプリカ。額装したらメチャいい感じ。
・金駿眉、明前西湖龍井@九龍城の閉店直前セールをしていた店
・鯉柄の利是封@新蒲崗の専門店
・ダブルハピネスなレトロタオル@九龍城街市のタオル屋
色違いで2枚ずつ。凄く安い訳でもないけど何となくほっこりする柄。
・金錢牌の大型水壺@香港人のコレクター
一時期は駱駝牌としのぎを削っていた香港製造の魔法瓶メーカー金錢牌。
創業は駱駝牌より少し早かった様だが、時代の流れで敢え無く廃業。
今となっては市場から消えてからの方が長いくらいで、情報も少ない。
このデザインを50~60年代のものと主張する人がいるので、そのくらいか。
銭っこ柄のロゴ、底にデカデカ打ち付けたMADE IN HONG KONGが良きかな。
・駱駝牌の飯壺×2@香港人のコレクター
駱駝牌を代表するレトロアイテムの1つ、飯壺。
下に大きくCAMELと書かれたものは特に古い時代のものだと記憶している。
緑が50年代(と思っているが60年代の可能性あり)、赤が60~70年代くらいか。
ロゴ以外にも、外蓋内蓋の造りが時期によって少しずつ違うのでハッキリしない。
駱駝牌は私のようなオタクの為に、過去に発売した全製品を網羅した解説本を発刊すべき。
・キッチュな小皿、伝統的な龍柄の皿、西洋を意識した体の大皿@九龍城の五金屋
九龍城の五金屋で、「懐かしのお皿(意訳)」なる付箋を付けて販売されていた代物。
本業が食器じゃないので、新品だと言うに市価よりお安めだった。
・お花柄の小皿@九龍城の五金屋
金で縁取られた新品が、1枚3HKDと爆安なので買い占めた。
底款はFANCY CHINA BY SEYEIと。ファンシーチャイナて。
レトロポップなデザインの中に、昔の中国製造にあるまじき仕上げの丁寧さがあり舌を巻く。
それもそのはず、調べたら日本メーカーのものと判明した。
SEYEIは数年前に破産した瀬栄陶器のことだったのだ。
輸出用に海を越えた食器がまた日本に帰って来るとは、運命的なものを感じる。
上記の皿と合わせ一通り買い占めたら、店のオジイが嘉麟樓の紙袋に入れてくれた。
よく見ると値段を書いた付箋もペニンシュラホテルのもの。
オジイは隠れセレブだったんだろうか…。若しくは息子がセレブまたは従業員。
【今後へ生かすメモ】
・加圧ソックスでは治し切れないダメージを、フットマッサージは回復してくれる。
【全体の振り返り】
コレクターから物を買う合間に観光をした。
2019/5/2 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【7日目の前半】 [香港]
九龍城探検。
【移動範囲】
宿-(徒歩)-九龍城
【食事】
大きなバス停近くにある、九龍城の嘉豊で朝ご飯
嘉豊で點心專門店、泡粥生滾粥、小廚の3軒が横並びになっている。仮にどの店に入っても嘉豊の料理なら何でも頼めるようだ。粥屋に入っても點心が注文出来るといった具合。
鳳爪排骨飯、白灼生菜
鳳爪排骨飯は安い店にありがちな香辛料のキツさが無く、味も想像よりずっと薄味。美味しい。
芝士蝦春巻、脆皮韮菜餃、鮮蝦付皮巻
気になるのを選んだら揚げ物ばかりになってしまった。バランス…
牛肉球
ローカルな店だけど味は濃くなく一品一品どれも美味しい、けれども立地と店の狭さの割には価格が高めな印象。九龍城はグルメタウンとしてその名を馳せているが、食の観光地化しつつあるのだろうか…?
【街歩き】
宿から歩くこと15分、九龍城エリアに初訪問
一族郎党から長年行くな行くなと言われ、まさかの初訪問ですよ奥様!
着くや否や、丸角を利用したベランダが印象的なアグレッシブ物件を発見
安全面もクリアしたイチオシ丸角ベランダ
涼しい日、ここに簡易ベンチを置いて読書していたい(かも)
朝ご飯を食べた嘉豊の裏
九龍皇帝みのある字
九龍城は開発があまり進んでない区画なので、「再開発の時は隣接した建物を全部壊すのかな」と思しき密着ビルが多い
片側だけ柱なので、見ていてジリジリしちゃう唐樓
古い商店もよく残っている
こちらは潮州式の餅家、和記隆餅家
タイミングが良かったのか、婚礼用のお菓子が連なっていた
箱が可愛かったので、今度箱を買っても良いなぁ。潮州式のパイ皮に芋餡が入った月餅が名物なので、その頃にでも…?
タイ料理店やタイ食料品店、タイマッサージの店と、タイ関連の店が結集している点も九龍城の特徴
返還のずっと前、九龍城には適齢期を超えた潮州人男性が沢山おり、彼らがタイの女性をお嫁さんに迎えたことがタイ系住民が増えた理由だそうな。華僑と言うと広東や福建を真っ先に思い浮かべるが、タイでは潮州系の王朝があったこともあったことから、潮州系の華人が多い。
九龍寨城の目と鼻の先にある、1880年(!)設立で慈善団体としてられる樂善堂。こちらの樂善堂小學は1949年創立とのことだが
写真の建物を、低所得者層などを対象にした社會房屋(コミュニティハウス)に改築する計画がある様だ
入口コレクション
お気に入り
写真に写る室外機はパナソニック1、日立2、ダイキン2。香港ではダイキンの営業力に驚くが、その他日本メーカーも頑張っている様で結構結構。←上から
英語でおしゃべりしている鳥さんがいたので撮りまくった
ご主人はタイ系香港人なのだろうか…
いるとは聞いていたが香港で初めて出会えたクロネコちゃん。当地では雅瑪多運輸と儲かりそうな字面で営業をしている。
トラックはおろかドライバーの制服も日本と同じデザイン。日式を徹底しているようだ。
【ねこ】
九龍城第一ねこ
はい可愛い
ねこが大好きすぎるお店発見
何匹いるのよ~
【今後へ生かすメモ】
・和記隆餅家の箱を手に入れる。
【全体の振り返り】
右を見ても左を見ても面白いものだらけ。
【移動範囲】
宿-(徒歩)-九龍城
【食事】
大きなバス停近くにある、九龍城の嘉豊で朝ご飯
嘉豊で點心專門店、泡粥生滾粥、小廚の3軒が横並びになっている。仮にどの店に入っても嘉豊の料理なら何でも頼めるようだ。粥屋に入っても點心が注文出来るといった具合。
鳳爪排骨飯、白灼生菜
鳳爪排骨飯は安い店にありがちな香辛料のキツさが無く、味も想像よりずっと薄味。美味しい。
芝士蝦春巻、脆皮韮菜餃、鮮蝦付皮巻
気になるのを選んだら揚げ物ばかりになってしまった。バランス…
牛肉球
ローカルな店だけど味は濃くなく一品一品どれも美味しい、けれども立地と店の狭さの割には価格が高めな印象。九龍城はグルメタウンとしてその名を馳せているが、食の観光地化しつつあるのだろうか…?
【街歩き】
宿から歩くこと15分、九龍城エリアに初訪問
一族郎党から長年行くな行くなと言われ、まさかの初訪問ですよ奥様!
着くや否や、丸角を利用したベランダが印象的なアグレッシブ物件を発見
安全面もクリアしたイチオシ丸角ベランダ
涼しい日、ここに簡易ベンチを置いて読書していたい(かも)
朝ご飯を食べた嘉豊の裏
九龍皇帝みのある字
九龍城は開発があまり進んでない区画なので、「再開発の時は隣接した建物を全部壊すのかな」と思しき密着ビルが多い
片側だけ柱なので、見ていてジリジリしちゃう唐樓
古い商店もよく残っている
こちらは潮州式の餅家、和記隆餅家
タイミングが良かったのか、婚礼用のお菓子が連なっていた
箱が可愛かったので、今度箱を買っても良いなぁ。潮州式のパイ皮に芋餡が入った月餅が名物なので、その頃にでも…?
タイ料理店やタイ食料品店、タイマッサージの店と、タイ関連の店が結集している点も九龍城の特徴
返還のずっと前、九龍城には適齢期を超えた潮州人男性が沢山おり、彼らがタイの女性をお嫁さんに迎えたことがタイ系住民が増えた理由だそうな。華僑と言うと広東や福建を真っ先に思い浮かべるが、タイでは潮州系の王朝があったこともあったことから、潮州系の華人が多い。
九龍寨城の目と鼻の先にある、1880年(!)設立で慈善団体としてられる樂善堂。こちらの樂善堂小學は1949年創立とのことだが
写真の建物を、低所得者層などを対象にした社會房屋(コミュニティハウス)に改築する計画がある様だ
入口コレクション
お気に入り
写真に写る室外機はパナソニック1、日立2、ダイキン2。香港ではダイキンの営業力に驚くが、その他日本メーカーも頑張っている様で結構結構。←上から
英語でおしゃべりしている鳥さんがいたので撮りまくった
ご主人はタイ系香港人なのだろうか…
いるとは聞いていたが香港で初めて出会えたクロネコちゃん。当地では雅瑪多運輸と儲かりそうな字面で営業をしている。
トラックはおろかドライバーの制服も日本と同じデザイン。日式を徹底しているようだ。
【ねこ】
九龍城第一ねこ
はい可愛い
ねこが大好きすぎるお店発見
何匹いるのよ~
【今後へ生かすメモ】
・和記隆餅家の箱を手に入れる。
【全体の振り返り】
右を見ても左を見ても面白いものだらけ。
2019/5/1 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【6日目の4/4】 [香港]
2度目の常常集品。
【移動範囲】
長沙湾-(MTR)-美孚-(MTR)-宿-(MTR)-油麻地-(MTR)-宿
【食事】
地元の人がオープンと同時に吸い寄せられていたこちらでお昼を
雲南風味小鍋米線。近隣に似た名前の店が多いが、入店したのは福榮街の店
小鍋米線の麻辣濃湯(中辣)に牛丸、猪大腸、猪軟骨、花生を注文
麻辣濃湯にして正解。ピリッとした辛さが麺に合う。
花生トッピングはこうやって出て来た
おつまみかと思っちゃったぜ。普通にビールのアテになる。
ミルクティーを付けて52HKDとコスパも良し。米線にハマっちゃいそう。
おやつはホテルで、多多餅店のエッグタルト(港式、マカオ式)と砂糖入りミルクティー
正直エッグタルトは港式を推していたのだが、多多餅店ほどの名店になるとマカオ式も相当美味しい。
席が空いていたので四季煲仔飯
定番のオイスターエッグ
牛肉の煲仔飯。変に脂っこくないし美味しいんだけど、この満たされなさは何。夜に食べるならビールに合うような味濃いめなジャンク性を求めるし、昼に食べるなら永合成馳名煲仔飯の方がより洗練されていて好みだし、みたいな心の揺らぎがかような感想を産むのか?
【街歩き】
ご飯屋さんを探し長沙湾をグルグル
グサグサ信箱
新蒲崗でも何軒もあったのだが、ミニバスの修理工場が長沙湾にも
前輪浮いとりますがな
SORRY! NOT IN SERVICEと謙虚な緑バス。奥の赤バスは単にNOT IN SERVICE。
走っているミニバスもよく見かけた
昔ながらの車体カラーの方が可愛いのは間違いない
多多餅店に行くついでに美孚散歩
湘南乃風っぽい字面の嶺南之風がある公園に初潜入したが、清々しいまでにアマさんのピクニック会場と化していたわ。アマさんが少ない所を探して撮影しても何処かに写ってるぅ!
公園もあるし物価も安価な方だからか、美孚の駅周辺はアマさんをよくお見かけする。アマさん向けに物を売る店も多かった。
当然、荔湾街市でも
地元客の何倍もアマさんが。祝日だしね!
荔湾街市は街中のそれのようにきちっとしたビルにはなっておらず、ローカル色が感じられた。アマさんが少ない時に再訪して、閉店時の乱雑な感じをカメラにおさめたい…。
夕方に上海街へ
目的地は常常集品
香港で流行っている(なんと!)日本の昭和な道具を愛情込めて販売しているお店
日本の現代作家さんの小物も扱っていて、決して広くは無い店内に、日本に興味のある香港人が絶えず訪れる
男店長ことケネスさんは、道具の用途や歴史などもかなり正確に把握している。前回訪れて凄く感心した。
海を越えた香港の地で、昭和なアイテムが愛されていることは日本人として非常に嬉しい。
ケネスさんのコレクション
日本の古いものだけでなく、香港の古道具コレクションもセンスが良い。興味がある人には色々見せてくれて、ものの歴史なども丁寧に説明してくれる。広東語の細かなニュアンスが分からない自分には大変ありがたい。
ケネスさんをして、香港レトログッズを集める日本人の存在は珍しいようなので、香港の古いものコレクターの日本人はぜひ訪れて欲しい。
【ねこ】
開店前のカレー屋さんねこ
お店のドアが開いてご対面
かなりの美形
【日本へ持って帰るお土産】
3日分まとめて紹介
・Hong Kong Yesterday、A Hong Kong Memoir、The Living Theatre@誠品書店
Fan Hoの代表的な写真集3冊。
影の使い方が見事で、50-60年代の香港を吃驚するほど芸術的に美しく切り取っている。
個人的には細工をし過ぎていないThe Living Theatreが一番好き。
1冊1万円ほどする高価な本だが、彼の香港写真集は全部揃えたいと思う。
・昔の皇后大道中の写真@HKU Press Bookshop
帰国してから世界堂でマットを注文し額装した。
HKUではお土産物にもなる昔の写真が、ハリウッドロードよりずっと安く売っていた。
・再會茶樓歲月@常常集品
老舗茶樓だけを紹介する、返還後の香港によくある昔を懐かしむ系企画本。
茶樓自体が昔の文化なので、結業店も多い。資料要素の方が強いかな。
帰国後に読み始めた「転がる香港に苔は生えない」に記述のある新蒲崗のお店を見つけ涙。
・HK:PM, Hong Kong Night Life 1974-1989@誠品書店
1年半ほど探し回っていたGreg Girardの本。
偉大な写真集City of Darknessで人物の写真を主に担当した、と紹介すれば十分だろう。
香港のナイトライフだけを切り取っており、中でも湾仔の怪しさといったらもう。
撮影場所と撮影時期が一覧になっているので、資料としても◎。
驚くのは彼の行動範囲で、北角、深水埗、土瓜湾(!)、そして坪洲にも行っていること。
この年代の坪洲の夜の風景が写真集に載ることは先ず無いのでは。
・黑白淡奶のソーサー@永隆街のタオル屋台
1枚3HKDの大胆価格なのでまとめ買い。
・スマホリング@廟街
廟街でいつも人だかりの屋台で購入。1つ1HKDとドンキを越えた驚安。
貼り付けシール部分は値段相応のショボさなので、日本に帰って3M製に交換すれば完璧。
・香港の紙幣柄バスタオル@西營盤のタオル屋
3枚で100HKDとのことなので、1,000HKD柄2枚と500HKD柄1枚を。
もったいなくてまだ使えていない。
・十字冰室のカップ&ソーサー
店内で飲食した人は安く買えるという事でつい。
・粒粒杏仁餅@最香餅家
マカオ一のアーモンドクッキーと呼び声高いお店の名物。
炭焼きの香ばしさと適度な底のコゲ、荒く砕いた杏仁の食感。
甘過ぎないがパサつき過ぎず、お茶請けにうってつけ。
箱がけしからんほどに可愛いので、次に行ったら色違いのを買ってしまいそう。
・香港の歴史建造物柄のコカコーラプラス@セブンイレブン
・順徳大良牛乳@裕華
・Hong Kong Corner Houses 街頭街尾@HKU Press Bookshop
香港に残る、戦後の角っこ物件を撮り続けた写真集。
今は見ることの出来ない物件の記録もある。Michael Wolf氏の狂気にも似た執念に感服だ。
本に導かれ街に出るのも良いだろう。
「何故あれをこれにした!」な再塗装物件に諸行無常を思い知ることもあるが。
・クッキー色々@M&S
・ハーブティー色々@M&S
手頃な値段だけどハーブの香りがちゃんとあり良い。
・多多餅店のヌガー
自分で食べるのではなく、全てお土産用。老若男女に好評。
・乾姜、北板藍、枇杷葉@いつもの問屋
・片糖
・京都念慈菴のど飴、金嗓子のど飴
・紅白藍シート5寸分@新蒲崗の生活用品店
香港マカオの工事現場でお馴染みのビニールシート。
自宅で何か工事をしている訳では無いので、現状何に使うか決まってない。
【今後へ生かすメモ】
・雲南米線はいろいろ試したい。
【全体の振り返り】
香港ヴィンテージ探しは楽しい。
【移動範囲】
長沙湾-(MTR)-美孚-(MTR)-宿-(MTR)-油麻地-(MTR)-宿
【食事】
地元の人がオープンと同時に吸い寄せられていたこちらでお昼を
雲南風味小鍋米線。近隣に似た名前の店が多いが、入店したのは福榮街の店
小鍋米線の麻辣濃湯(中辣)に牛丸、猪大腸、猪軟骨、花生を注文
麻辣濃湯にして正解。ピリッとした辛さが麺に合う。
花生トッピングはこうやって出て来た
おつまみかと思っちゃったぜ。普通にビールのアテになる。
ミルクティーを付けて52HKDとコスパも良し。米線にハマっちゃいそう。
おやつはホテルで、多多餅店のエッグタルト(港式、マカオ式)と砂糖入りミルクティー
正直エッグタルトは港式を推していたのだが、多多餅店ほどの名店になるとマカオ式も相当美味しい。
席が空いていたので四季煲仔飯
定番のオイスターエッグ
牛肉の煲仔飯。変に脂っこくないし美味しいんだけど、この満たされなさは何。夜に食べるならビールに合うような味濃いめなジャンク性を求めるし、昼に食べるなら永合成馳名煲仔飯の方がより洗練されていて好みだし、みたいな心の揺らぎがかような感想を産むのか?
【街歩き】
ご飯屋さんを探し長沙湾をグルグル
グサグサ信箱
新蒲崗でも何軒もあったのだが、ミニバスの修理工場が長沙湾にも
前輪浮いとりますがな
SORRY! NOT IN SERVICEと謙虚な緑バス。奥の赤バスは単にNOT IN SERVICE。
走っているミニバスもよく見かけた
昔ながらの車体カラーの方が可愛いのは間違いない
多多餅店に行くついでに美孚散歩
湘南乃風っぽい字面の嶺南之風がある公園に初潜入したが、清々しいまでにアマさんのピクニック会場と化していたわ。アマさんが少ない所を探して撮影しても何処かに写ってるぅ!
公園もあるし物価も安価な方だからか、美孚の駅周辺はアマさんをよくお見かけする。アマさん向けに物を売る店も多かった。
当然、荔湾街市でも
地元客の何倍もアマさんが。祝日だしね!
荔湾街市は街中のそれのようにきちっとしたビルにはなっておらず、ローカル色が感じられた。アマさんが少ない時に再訪して、閉店時の乱雑な感じをカメラにおさめたい…。
夕方に上海街へ
目的地は常常集品
香港で流行っている(なんと!)日本の昭和な道具を愛情込めて販売しているお店
日本の現代作家さんの小物も扱っていて、決して広くは無い店内に、日本に興味のある香港人が絶えず訪れる
男店長ことケネスさんは、道具の用途や歴史などもかなり正確に把握している。前回訪れて凄く感心した。
海を越えた香港の地で、昭和なアイテムが愛されていることは日本人として非常に嬉しい。
ケネスさんのコレクション
日本の古いものだけでなく、香港の古道具コレクションもセンスが良い。興味がある人には色々見せてくれて、ものの歴史なども丁寧に説明してくれる。広東語の細かなニュアンスが分からない自分には大変ありがたい。
ケネスさんをして、香港レトログッズを集める日本人の存在は珍しいようなので、香港の古いものコレクターの日本人はぜひ訪れて欲しい。
【ねこ】
開店前のカレー屋さんねこ
お店のドアが開いてご対面
かなりの美形
【日本へ持って帰るお土産】
3日分まとめて紹介
・Hong Kong Yesterday、A Hong Kong Memoir、The Living Theatre@誠品書店
Fan Hoの代表的な写真集3冊。
影の使い方が見事で、50-60年代の香港を吃驚するほど芸術的に美しく切り取っている。
個人的には細工をし過ぎていないThe Living Theatreが一番好き。
1冊1万円ほどする高価な本だが、彼の香港写真集は全部揃えたいと思う。
・昔の皇后大道中の写真@HKU Press Bookshop
帰国してから世界堂でマットを注文し額装した。
HKUではお土産物にもなる昔の写真が、ハリウッドロードよりずっと安く売っていた。
・再會茶樓歲月@常常集品
老舗茶樓だけを紹介する、返還後の香港によくある昔を懐かしむ系企画本。
茶樓自体が昔の文化なので、結業店も多い。資料要素の方が強いかな。
帰国後に読み始めた「転がる香港に苔は生えない」に記述のある新蒲崗のお店を見つけ涙。
・HK:PM, Hong Kong Night Life 1974-1989@誠品書店
1年半ほど探し回っていたGreg Girardの本。
偉大な写真集City of Darknessで人物の写真を主に担当した、と紹介すれば十分だろう。
香港のナイトライフだけを切り取っており、中でも湾仔の怪しさといったらもう。
撮影場所と撮影時期が一覧になっているので、資料としても◎。
驚くのは彼の行動範囲で、北角、深水埗、土瓜湾(!)、そして坪洲にも行っていること。
この年代の坪洲の夜の風景が写真集に載ることは先ず無いのでは。
・黑白淡奶のソーサー@永隆街のタオル屋台
1枚3HKDの大胆価格なのでまとめ買い。
・スマホリング@廟街
廟街でいつも人だかりの屋台で購入。1つ1HKDとドンキを越えた驚安。
貼り付けシール部分は値段相応のショボさなので、日本に帰って3M製に交換すれば完璧。
・香港の紙幣柄バスタオル@西營盤のタオル屋
3枚で100HKDとのことなので、1,000HKD柄2枚と500HKD柄1枚を。
もったいなくてまだ使えていない。
・十字冰室のカップ&ソーサー
店内で飲食した人は安く買えるという事でつい。
・粒粒杏仁餅@最香餅家
マカオ一のアーモンドクッキーと呼び声高いお店の名物。
炭焼きの香ばしさと適度な底のコゲ、荒く砕いた杏仁の食感。
甘過ぎないがパサつき過ぎず、お茶請けにうってつけ。
箱がけしからんほどに可愛いので、次に行ったら色違いのを買ってしまいそう。
・香港の歴史建造物柄のコカコーラプラス@セブンイレブン
・順徳大良牛乳@裕華
・Hong Kong Corner Houses 街頭街尾@HKU Press Bookshop
香港に残る、戦後の角っこ物件を撮り続けた写真集。
今は見ることの出来ない物件の記録もある。Michael Wolf氏の狂気にも似た執念に感服だ。
本に導かれ街に出るのも良いだろう。
「何故あれをこれにした!」な再塗装物件に諸行無常を思い知ることもあるが。
・クッキー色々@M&S
・ハーブティー色々@M&S
手頃な値段だけどハーブの香りがちゃんとあり良い。
・多多餅店のヌガー
自分で食べるのではなく、全てお土産用。老若男女に好評。
・乾姜、北板藍、枇杷葉@いつもの問屋
・片糖
・京都念慈菴のど飴、金嗓子のど飴
・紅白藍シート5寸分@新蒲崗の生活用品店
香港マカオの工事現場でお馴染みのビニールシート。
自宅で何か工事をしている訳では無いので、現状何に使うか決まってない。
【今後へ生かすメモ】
・雲南米線はいろいろ試したい。
【全体の振り返り】
香港ヴィンテージ探しは楽しい。
2019/5/1 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【6日目の3/4】 [香港]
唐樓を求め、北上。
【移動範囲】
深水埗-(徒歩)-長沙湾
【街歩き】
嘉頓のおひざ元で
嘉頓トラックに出会う
若干ザキヤマなパンメーカーを思い起こさせるが、可愛いネ。
筆者は学生時代4年にわたりコンビニでバイトしていたのだが、納入業者で一番感じが悪いのが山●ンであった。運動部の友人は山パ●の製造バイトをしてから(忙しい部活だし運動部連中は体力があるので部で斡旋していた模様)、「丸ごとにしたアレはもう食べられない…」と心に傷を負っていた。兎に角私の周りでは奴らはすこぶる評判が悪い。今でもコンビニやスーパーでスイーツを買う時、山●ンで無いかを確認してしまう程度には貢献したくない。
嘉頓は香港の山パ●的な存在とよく評されているので今まで何となく関心が向かなかったが、嘉頓は嘉頓なのでスーパーで売っているお菓子くらいは買って帰ろうと思った。
三樓の左側に何があったのか
お初の長沙湾エリア也
永隆街の萌え角物件
永隆街には主に地元の人向けの衣類が売られた屋台がある。この辺りまで来ると物価も安い。
屋台の1つにあたるタオル屋で、何故か新品の黑白淡奶のソーサーだけが売られていた。1枚3HKDと言うので、在庫を買い占める。
赤ミニバスの行き先表示、画数多過ぎでかわゆい
保安道街市
何処を通ったか分からなくなるほどの店の多さにたまげたが、食物環境衛生署によると総店舗数が399だそうな。これでも相当だが、単純な店舗数で言うと公衆街市で最大規模なのは九龍城街市の581。ここまで来ると狂っておるわ。←褒めてる。戦後に公共団地がドシバシ建てられた郊外には、えぐいほどの店舗数を誇る街市が幾つもあり、市場マニアにはたまらないだろう。
因みに、昨年9月に訪れやはり広さに驚いた石硤尾街市は、食物環境衛生署管理の公衆街市では無い(!)ので店舗数がよう分からんままである。
熟食中心も併設
土曜の朝ってこともあるけれど、朝から大混雑。一店舗一店舗の空間が広い。
町中の熟食中心が朝からこうも賑わうことは無い(朝からやってない店も多い)ので、郊外の力を感じた
取り壊しが決まった青山道の有名な唐樓は1933年に建てられた。香港で戦前の唐樓が残っていて、且つ綺麗なのはとてもとても珍しい。
取り壊されると聞いて知って訪れたのだが、どの角度も美しい…!
何に労力や税金を使うかは地元の人が決めれば良いことなので、取り壊しに関して個人的に語るべきことは無い。休まることを知らないこの土地に住む人々が、他人の感傷の為に暮らす必要は決して無いし。
【ねこ】
車好きなねこ
車の下から別の車の下に移動
ジィッ
保安道街市ねこ1
ハァぽっちゃり可愛い
保安道街市ねこ2
ぶすくれ可愛い
【今後へ生かすメモ】
・建て替えが決まった物件情報はマメにチェックすべし。
【全体の振り返り】
青山道の美しき唐樓よ、この世に永遠は無いが永遠なれ。
【移動範囲】
深水埗-(徒歩)-長沙湾
【街歩き】
嘉頓のおひざ元で
嘉頓トラックに出会う
若干ザキヤマなパンメーカーを思い起こさせるが、可愛いネ。
筆者は学生時代4年にわたりコンビニでバイトしていたのだが、納入業者で一番感じが悪いのが山●ンであった。運動部の友人は山パ●の製造バイトをしてから(忙しい部活だし運動部連中は体力があるので部で斡旋していた模様)、「丸ごとにしたアレはもう食べられない…」と心に傷を負っていた。兎に角私の周りでは奴らはすこぶる評判が悪い。今でもコンビニやスーパーでスイーツを買う時、山●ンで無いかを確認してしまう程度には貢献したくない。
嘉頓は香港の山パ●的な存在とよく評されているので今まで何となく関心が向かなかったが、嘉頓は嘉頓なのでスーパーで売っているお菓子くらいは買って帰ろうと思った。
三樓の左側に何があったのか
お初の長沙湾エリア也
永隆街の萌え角物件
永隆街には主に地元の人向けの衣類が売られた屋台がある。この辺りまで来ると物価も安い。
屋台の1つにあたるタオル屋で、何故か新品の黑白淡奶のソーサーだけが売られていた。1枚3HKDと言うので、在庫を買い占める。
赤ミニバスの行き先表示、画数多過ぎでかわゆい
保安道街市
何処を通ったか分からなくなるほどの店の多さにたまげたが、食物環境衛生署によると総店舗数が399だそうな。これでも相当だが、単純な店舗数で言うと公衆街市で最大規模なのは九龍城街市の581。ここまで来ると狂っておるわ。←褒めてる。戦後に公共団地がドシバシ建てられた郊外には、えぐいほどの店舗数を誇る街市が幾つもあり、市場マニアにはたまらないだろう。
因みに、昨年9月に訪れやはり広さに驚いた石硤尾街市は、食物環境衛生署管理の公衆街市では無い(!)ので店舗数がよう分からんままである。
熟食中心も併設
土曜の朝ってこともあるけれど、朝から大混雑。一店舗一店舗の空間が広い。
町中の熟食中心が朝からこうも賑わうことは無い(朝からやってない店も多い)ので、郊外の力を感じた
取り壊しが決まった青山道の有名な唐樓は1933年に建てられた。香港で戦前の唐樓が残っていて、且つ綺麗なのはとてもとても珍しい。
取り壊されると聞いて知って訪れたのだが、どの角度も美しい…!
何に労力や税金を使うかは地元の人が決めれば良いことなので、取り壊しに関して個人的に語るべきことは無い。休まることを知らないこの土地に住む人々が、他人の感傷の為に暮らす必要は決して無いし。
【ねこ】
車好きなねこ
車の下から別の車の下に移動
ジィッ
保安道街市ねこ1
ハァぽっちゃり可愛い
保安道街市ねこ2
ぶすくれ可愛い
【今後へ生かすメモ】
・建て替えが決まった物件情報はマメにチェックすべし。
【全体の振り返り】
青山道の美しき唐樓よ、この世に永遠は無いが永遠なれ。
2019/5/1 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【6日目の2/4】 [香港]
アートイベント、HKWALLS 2016の舞台となった深水埗。当時の作品を探しつつ、気に入った建物を記録していこうかと思う。
【移動範囲】
深水埗
【食事】
たくさん歩いたので九龍餐室で栄養補給を
ミルクティーと、名物巨大パイナップルパン
無難に美味しい
【街歩き】
ウォールアートまとめ
よく描いたな 其の壱
よく描いたな 其の弐
熊よりも隣りの建物がパンチ効き過ぎ
MARVEL映画は香港でも人気
フィクションの世界だから人気があるけど、リアルにいたら一般香港人からメチャ嫌われてそうな男。それがアイアンマン。
南昌街14号の、Google Mapでは南昌街特色唐樓と表記されている建物
Big Hero 6にそのまま出てこれそうな近未来型唐樓。
50年以上前には現在の姿の元となる形状の唐樓が建っていたが、ここ20年ほどは空き家のままだったそうだ。今年になって斬新なリノベが完了し、このメタリックな外観に。デザインを批判する香港人もいる様だが、街中に廃墟が放置されている方が遥かにまずいと思う。
こちらは昔ながらのデザインをキープしている雷春生堂
1920年代に建てられた二級歴史建築
こちらも戦前唐樓と紹介されていた
築70年超の唐樓
中に入っている聯昌皮號が政府観光局サイトで紹介される老舗
一連のを見た後だと超綺麗に見える
窓枠も窓も割れてないしガタついてない
扉コレクション
その他、気に入ったもの
【ねこ】
深水埗の市場ねこ
ガシガシ
【今後へ生かすメモ】
・特になし。
【全体の振り返り】
帰国後にウォールアートの一覧を見たら、見落としが結構あったことに気づいた。移り変わりの激しい香港だから消されているのもあるのだろうし、別 に 良 い け ど ! ! ! !←強がり
【移動範囲】
深水埗
【食事】
たくさん歩いたので九龍餐室で栄養補給を
ミルクティーと、名物巨大パイナップルパン
無難に美味しい
【街歩き】
ウォールアートまとめ
よく描いたな 其の壱
よく描いたな 其の弐
熊よりも隣りの建物がパンチ効き過ぎ
MARVEL映画は香港でも人気
フィクションの世界だから人気があるけど、リアルにいたら一般香港人からメチャ嫌われてそうな男。それがアイアンマン。
南昌街14号の、Google Mapでは南昌街特色唐樓と表記されている建物
Big Hero 6にそのまま出てこれそうな近未来型唐樓。
50年以上前には現在の姿の元となる形状の唐樓が建っていたが、ここ20年ほどは空き家のままだったそうだ。今年になって斬新なリノベが完了し、このメタリックな外観に。デザインを批判する香港人もいる様だが、街中に廃墟が放置されている方が遥かにまずいと思う。
こちらは昔ながらのデザインをキープしている雷春生堂
1920年代に建てられた二級歴史建築
こちらも戦前唐樓と紹介されていた
築70年超の唐樓
中に入っている聯昌皮號が政府観光局サイトで紹介される老舗
一連のを見た後だと超綺麗に見える
窓枠も窓も割れてないしガタついてない
扉コレクション
その他、気に入ったもの
【ねこ】
深水埗の市場ねこ
ガシガシ
【今後へ生かすメモ】
・特になし。
【全体の振り返り】
帰国後にウォールアートの一覧を見たら、見落としが結構あったことに気づいた。移り変わりの激しい香港だから消されているのもあるのだろうし、別 に 良 い け ど ! ! ! !←強がり
2019/5/1 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【6日目の1/4】 [香港]
今日も4時半起床。5時にはタクシーを拾い深水埗天光墟へ。
【移動範囲】
宿-(タクシー)-深水埗
【食事】
明るくなって来た頃に、高架目の前の琦興餐庁で朝ご飯
歩道に簡素なテーブルが折りたたまれていたので、外で食べることもできるのかしらね
レトロ調なインテリア
お洒落には遠い深水埗の高架でも、懐古趣味インテリアの波が来ているのか…!
ミルクティーと
サテー牛肉を挟んだパン
普通の味のものが普通に出てくる茶餐廳であった
【街歩き】
5時にタクシーに乗り、深水埗天光墟へ。
深水埗天光墟の開催場所がはっきりしない。ネットでの主流は、通州街と界限街が交差する公園の周辺と紹介する説と醫局街とする説の2つ。
タクシー運転手に告げやすいのは公園の方なので、公園に隣接した通州街玉石市場へ行ってくれと頼む。「この時間市場は開いてないけど…????」と昨日同様ドライバーに不振がられたが、「モーマンタイ」と返答。玉石市場が建つ高架下は露宿者が多いし、2017年にはその露宿者が調理中にド派手な火災を起こしてしまったし、ジャンキーがいるとか行き倒れているなど話題に事欠かないスポットですが、私は決して治安を乱す外国人ではないんです。不審ではあるけど。
5時過ぎの通州街玉石市場の高架下には、これから売り物を広げようとシートを広げる老人が一人いるだけ。もっと規模が大きいという情報を手にしていたので、こりゃ違うだろうと思い醫局街へ。だが早朝の醫局街はわずかな歩行者がいるだけで売り子はゼロ。
どちらの情報も間違っている可能性があるので、深水埗午夜墟の会場を含め深水埗の西側エリアをしらみつぶしに歩いたが、何処にも無い。今日が祝日だから?←混乱
結論としては、早朝に物を売っている人が確認出来たのは通州街玉石市場周辺だけであった。一番店が出ている時間で、ほんの数人。日本と比べると役人の緩さを感じる香港でも、調理中の不注意で大惨事を起こしたら周辺環境を見る目が厳しくなるだろうし当然の流れか。どこかに場所を移してやっている可能性もゼロではないが、昨今の香港の事情を鑑みるに考えづらい。
尚、異様な雰囲気を醸していた深水埗午夜墟の方も、昨年一斉取り締まりがあったという記事を複数見かけた。夜の方は夜の方で本格的に商売にしている外国人が紛れていたし、夜間にたむろしている人々がおびただしいゴミを散らかしていたし、仕方ない流れではあるな。高い家賃に苦しみながら店を経営して働いている市民が、馬鹿を見ている状態ですもん。貧困にあえぐ売り子のご老人方はお気の毒だけれど。
深水埗は政府観光局が重点観光スポットとして紹介するようになったし、玉石市場から西側の区画は今風な高層ビルが絶賛建設中。好ましくないものはどんどん消えて行くことになるのでしょう。
ご参考までに、7時くらいの通州街玉石市場の高架下の様子を載せておく
数人売り子がいただけ。
首都高のボロい高架下を見慣れているので、返還後の香港に流れるお金には驚きを隠せない。
蚤の市は諦め、朝の街を散歩。先ずは鴨寮街の固定屋台群の観察から
ちゃんと鍵をかけている所と、ゴミ荷物で塞いだだけの所と個性が出るな。春秧街街市よろしく、固定屋台は閉まっているくらい時間から、生鮮の店舗は準備を始めていた。
しっかし、路上がハロウィンの時の渋谷ばりに汚れていますわ!大きな行事があった訳でもないのにこの汚さにはクリビツテンギョウ。
と見かけた時は思ったけれど、ネットで見たらハロウィン翌日の渋谷は上を行く汚さだった。申し訳ない。何にせよ汚いけどな。
朝の深水埗、人が多過ぎる日中よりも、背後に注意して歩く夜間よりも楽しい
扉コレクション
コレクション殿堂入り
写っている看板全て欲しい ※真顔
信箱
住所を英語で書く人は非中華系?
深水埗天后廟
開いてない
欽州街小販市場
100歩譲っても香ばしいお姿であるが、香港政府観光局でも紹介されている所なんです
【ねこ】
通州街玉石市場ねこ
深水埗天后廟ねこ
かぁわいい。扉が閉まっているので近づけず。
【今後へ生かすメモ】
・深水埗天光墟は、わざわざ行かなくて良い。
【全体の振り返り】
ことゴミに関しては、効率が悪いことをずっとやっているのが香港だなぁと思う。清掃する人の雇用を生むとは言え。
【移動範囲】
宿-(タクシー)-深水埗
【食事】
明るくなって来た頃に、高架目の前の琦興餐庁で朝ご飯
歩道に簡素なテーブルが折りたたまれていたので、外で食べることもできるのかしらね
レトロ調なインテリア
お洒落には遠い深水埗の高架でも、懐古趣味インテリアの波が来ているのか…!
ミルクティーと
サテー牛肉を挟んだパン
普通の味のものが普通に出てくる茶餐廳であった
【街歩き】
5時にタクシーに乗り、深水埗天光墟へ。
深水埗天光墟の開催場所がはっきりしない。ネットでの主流は、通州街と界限街が交差する公園の周辺と紹介する説と醫局街とする説の2つ。
タクシー運転手に告げやすいのは公園の方なので、公園に隣接した通州街玉石市場へ行ってくれと頼む。「この時間市場は開いてないけど…????」と昨日同様ドライバーに不振がられたが、「モーマンタイ」と返答。玉石市場が建つ高架下は露宿者が多いし、2017年にはその露宿者が調理中にド派手な火災を起こしてしまったし、ジャンキーがいるとか行き倒れているなど話題に事欠かないスポットですが、私は決して治安を乱す外国人ではないんです。不審ではあるけど。
5時過ぎの通州街玉石市場の高架下には、これから売り物を広げようとシートを広げる老人が一人いるだけ。もっと規模が大きいという情報を手にしていたので、こりゃ違うだろうと思い醫局街へ。だが早朝の醫局街はわずかな歩行者がいるだけで売り子はゼロ。
どちらの情報も間違っている可能性があるので、深水埗午夜墟の会場を含め深水埗の西側エリアをしらみつぶしに歩いたが、何処にも無い。今日が祝日だから?←混乱
結論としては、早朝に物を売っている人が確認出来たのは通州街玉石市場周辺だけであった。一番店が出ている時間で、ほんの数人。日本と比べると役人の緩さを感じる香港でも、調理中の不注意で大惨事を起こしたら周辺環境を見る目が厳しくなるだろうし当然の流れか。どこかに場所を移してやっている可能性もゼロではないが、昨今の香港の事情を鑑みるに考えづらい。
尚、異様な雰囲気を醸していた深水埗午夜墟の方も、昨年一斉取り締まりがあったという記事を複数見かけた。夜の方は夜の方で本格的に商売にしている外国人が紛れていたし、夜間にたむろしている人々がおびただしいゴミを散らかしていたし、仕方ない流れではあるな。高い家賃に苦しみながら店を経営して働いている市民が、馬鹿を見ている状態ですもん。貧困にあえぐ売り子のご老人方はお気の毒だけれど。
深水埗は政府観光局が重点観光スポットとして紹介するようになったし、玉石市場から西側の区画は今風な高層ビルが絶賛建設中。好ましくないものはどんどん消えて行くことになるのでしょう。
ご参考までに、7時くらいの通州街玉石市場の高架下の様子を載せておく
数人売り子がいただけ。
首都高のボロい高架下を見慣れているので、返還後の香港に流れるお金には驚きを隠せない。
蚤の市は諦め、朝の街を散歩。先ずは鴨寮街の固定屋台群の観察から
ちゃんと鍵をかけている所と、
しっかし、路上がハロウィンの時の渋谷ばりに汚れていますわ!大きな行事があった訳でもないのにこの汚さにはクリビツテンギョウ。
と見かけた時は思ったけれど、ネットで見たらハロウィン翌日の渋谷は上を行く汚さだった。申し訳ない。何にせよ汚いけどな。
朝の深水埗、人が多過ぎる日中よりも、背後に注意して歩く夜間よりも楽しい
扉コレクション
コレクション殿堂入り
写っている看板全て欲しい ※真顔
信箱
住所を英語で書く人は非中華系?
深水埗天后廟
開いてない
欽州街小販市場
100歩譲っても香ばしいお姿であるが、香港政府観光局でも紹介されている所なんです
【ねこ】
通州街玉石市場ねこ
深水埗天后廟ねこ
かぁわいい。扉が閉まっているので近づけず。
【今後へ生かすメモ】
・深水埗天光墟は、わざわざ行かなくて良い。
【全体の振り返り】
ことゴミに関しては、効率が悪いことをずっとやっているのが香港だなぁと思う。清掃する人の雇用を生むとは言え。
2019/4/30 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【5日目の後半】 [香港]
朝が早過ぎたので午後は主にホテルで休んで、夕方から活動。
【移動範囲】
宿-(MTR)-観塘-(徒歩)-牛頭角-(MTR)-尖沙咀-(MTR)-宿
【食事】
お夕飯は君戸鍋貼大王新蒲崗分店で
下午茶セットの餃子、生煎、豆乳
安くて美味しいので気を良くして、もう1品追加
高菜チャーハンにカツをのっけたもの。高菜が薄味だし、カツもサクサクでカラッと揚がっていてサクサク食べられる。
【街歩き】
夕方に思い立って観塘へ。
レトログッズが多数ある美樂士多が目的地だったが、観塘の店は小売り無しのレトロ写真館と化していたようで無駄足であった。炎上案件は知っていても基本的な情報を疎かにするあたりが、木を見て森を見ない筆者の人間性を象徴した事例と言って良いだろう。
けど美樂士多って、土地が貴重な香港で工業ビルの1室をレトロを売りにした写真館にするわ(ペイするほど儲かるのか??)、Avenue of Starsに軽食スタンドを出すわ、期間限定ストアを香港の有名ショッピングセンター各所で出すわ。ガチャガチャにセコい細工をして炎上した企業とは思えないくらいお金が動いているわね。すったもんだあっても人気なのか、バックが凄いのか。
美樂士多はともかくとして、工業ビルが多過ぎて迷子になった際、助けてくれたFedex従業員には心から感謝である。工業地区も捨てたもんじゃない。
気を取り直し、観塘の海辺方面を散歩する。
バイパス下の整備が着々と進んでおり、現代アートの展示区画あり、お洒落な飲食店ありと、観塘が従来もつイメージよりもずっと小ざっぱりしている。母の実家が中目黒のガード近くにあり、ガード下の小汚い飲み屋を幼少期から見て来た身からすると、橋の下に若者向けのお洒落な店という組み合わせが不思議でならないが。
高架の脚には香港や観塘をテーマにしたイラストが描かれていた
綺麗め補正がかかった昔の住宅達。若干どころではなく美化をした点は否定できないものの
白鳩が飛ぶアパートを飛行機の影が覆う空港移転前の香港を象徴するこのイラストには
ハッとさせられる
目と鼻の先にかっての啓徳空港があったかと思うと
黄昏てしまう
海も良いけど、やっぱり
古い建物に注目してしまう自分
工業ビルは住宅とはまた違うテイストでたまらない
この注意書きの看板、欲しいにも程がある
工業ビルはパーツの大きさと独創性が魅力
見よ、この
唯一無二なコンビネーション
文字をどうやって書いたのか問題
近くに、Google Mapの行きたい場所に登録しておいた場所があったので
海沿いを歩き牛頭角に出る
行きたい場所リスト:励業街小販熟食市場
歩道にがっつりテーブルを出す屋外寄りの店は営業中であったが、屋内の店は営業時間外だった
ここもズバリそうだけど、非中心地の熟食中心や熟食市場には、用も無く歩いている観光客に対する警戒心を感じる。「用も無いのに歩くほど、興味をひくものがありますかね?!」という事だろう。
区画の再開発が進み、立派なオフィスビルが通りの向こうには何棟も建っているので、この場所の取り壊しもそう遠くはないだろう。中には、目張り用のテープでふさがれていた店舗もあった。この街の人達は観光客のノスタルジーで暮らしている訳では無いし、こういう場所が衛生的で無いのは事実なので、取り壊すこと自体が間違いとは思わない。
他の旧啓徳空港を囲っているエリアよろしく、現役の工業ビルも残ってはいる
限界まで通りに広げたらギザギザになった模様
翠華餐廳で著名な翠華のグループセンターもあった
経営が厳しいとは聞いているが、グループセンターのネオンは直した方が。
翠華餐廳は公式日本語表記がすいかレストランなので、翠華餐廳集團(Tsui Wah Holdings Limited)の日本語表記はすいかホールディングスで然るべき。こうなると、いちごホールディングスみが深い。
日中雨が降っていたので、尖沙咀の夜景を確認するべ
いつもよりクリアな気がする
誠品書店に寄るついでに、Harbour Cityもチラ見
軽犯罪犯しまくってる侵略者の芸術を、ありがたがる必要があるのかと小一時間
誠品書店は大好きなチェーン店で、訪港の度に行って買い物をするくらい熱烈支持をしている。テナント代も馬鹿にならないであろうに広い座り読みスペースを設けるコンセプトが何より素晴らしいが、中に入れている雑貨屋や飲食のセンスも良く、空間全体が落ち着いている点も好感度高し。誠品書店は誠品書店であって、独立した空間のように感じる。
けれど、立ち読み用のサンプル本であっても定価で販売するという姿勢だけは好きじゃない。立ち読み用と販売用を売り場で明確に分けている分、サンプルは汚くなりがちなんだよね。我が家には角が痛んで綴じている部分が裂け気味の、旧誠品サンプル本が何冊かある。今秋日本に進出するそうだが、日本で商売をするならその点はよくよく考えて欲しい(得意の上から目線)。
【ねこ】
誰もいない励業街小販熟食市場の屋内で見かけたねこ
だぁれ?
じぃっ
夕方の市場をは自由気ままなこの子のもの
達者でね
【今後へ生かすメモ】
・特になし。
【全体の振り返り】
変化は誰にも止められない。
【移動範囲】
宿-(MTR)-観塘-(徒歩)-牛頭角-(MTR)-尖沙咀-(MTR)-宿
【食事】
お夕飯は君戸鍋貼大王新蒲崗分店で
下午茶セットの餃子、生煎、豆乳
安くて美味しいので気を良くして、もう1品追加
高菜チャーハンにカツをのっけたもの。高菜が薄味だし、カツもサクサクでカラッと揚がっていてサクサク食べられる。
【街歩き】
夕方に思い立って観塘へ。
レトログッズが多数ある美樂士多が目的地だったが、観塘の店は小売り無しのレトロ写真館と化していたようで無駄足であった。炎上案件は知っていても基本的な情報を疎かにするあたりが、木を見て森を見ない筆者の人間性を象徴した事例と言って良いだろう。
けど美樂士多って、土地が貴重な香港で工業ビルの1室をレトロを売りにした写真館にするわ(ペイするほど儲かるのか??)、Avenue of Starsに軽食スタンドを出すわ、期間限定ストアを香港の有名ショッピングセンター各所で出すわ。ガチャガチャにセコい細工をして炎上した企業とは思えないくらいお金が動いているわね。すったもんだあっても人気なのか、バックが凄いのか。
美樂士多はともかくとして、工業ビルが多過ぎて迷子になった際、助けてくれたFedex従業員には心から感謝である。工業地区も捨てたもんじゃない。
気を取り直し、観塘の海辺方面を散歩する。
バイパス下の整備が着々と進んでおり、現代アートの展示区画あり、お洒落な飲食店ありと、観塘が従来もつイメージよりもずっと小ざっぱりしている。母の実家が中目黒のガード近くにあり、ガード下の小汚い飲み屋を幼少期から見て来た身からすると、橋の下に若者向けのお洒落な店という組み合わせが不思議でならないが。
高架の脚には香港や観塘をテーマにしたイラストが描かれていた
綺麗め補正がかかった昔の住宅達。若干どころではなく美化をした点は否定できないものの
白鳩が飛ぶアパートを飛行機の影が覆う空港移転前の香港を象徴するこのイラストには
ハッとさせられる
目と鼻の先にかっての啓徳空港があったかと思うと
黄昏てしまう
海も良いけど、やっぱり
古い建物に注目してしまう自分
工業ビルは住宅とはまた違うテイストでたまらない
この注意書きの看板、欲しいにも程がある
工業ビルはパーツの大きさと独創性が魅力
見よ、この
唯一無二なコンビネーション
文字をどうやって書いたのか問題
近くに、Google Mapの行きたい場所に登録しておいた場所があったので
海沿いを歩き牛頭角に出る
行きたい場所リスト:励業街小販熟食市場
歩道にがっつりテーブルを出す屋外寄りの店は営業中であったが、屋内の店は営業時間外だった
ここもズバリそうだけど、非中心地の熟食中心や熟食市場には、用も無く歩いている観光客に対する警戒心を感じる。「用も無いのに歩くほど、興味をひくものがありますかね?!」という事だろう。
区画の再開発が進み、立派なオフィスビルが通りの向こうには何棟も建っているので、この場所の取り壊しもそう遠くはないだろう。中には、目張り用のテープでふさがれていた店舗もあった。この街の人達は観光客のノスタルジーで暮らしている訳では無いし、こういう場所が衛生的で無いのは事実なので、取り壊すこと自体が間違いとは思わない。
他の旧啓徳空港を囲っているエリアよろしく、現役の工業ビルも残ってはいる
限界まで通りに広げたらギザギザになった模様
翠華餐廳で著名な翠華のグループセンターもあった
経営が厳しいとは聞いているが、グループセンターのネオンは直した方が。
翠華餐廳は公式日本語表記がすいかレストランなので、翠華餐廳集團(Tsui Wah Holdings Limited)の日本語表記はすいかホールディングスで然るべき。こうなると、いちごホールディングスみが深い。
日中雨が降っていたので、尖沙咀の夜景を確認するべ
いつもよりクリアな気がする
誠品書店に寄るついでに、Harbour Cityもチラ見
軽犯罪犯しまくってる侵略者の芸術を、ありがたがる必要があるのかと小一時間
誠品書店は大好きなチェーン店で、訪港の度に行って買い物をするくらい熱烈支持をしている。テナント代も馬鹿にならないであろうに広い座り読みスペースを設けるコンセプトが何より素晴らしいが、中に入れている雑貨屋や飲食のセンスも良く、空間全体が落ち着いている点も好感度高し。誠品書店は誠品書店であって、独立した空間のように感じる。
けれど、立ち読み用のサンプル本であっても定価で販売するという姿勢だけは好きじゃない。立ち読み用と販売用を売り場で明確に分けている分、サンプルは汚くなりがちなんだよね。我が家には角が痛んで綴じている部分が裂け気味の、旧誠品サンプル本が何冊かある。今秋日本に進出するそうだが、日本で商売をするならその点はよくよく考えて欲しい(得意の上から目線)。
【ねこ】
誰もいない励業街小販熟食市場の屋内で見かけたねこ
だぁれ?
じぃっ
夕方の市場をは自由気ままなこの子のもの
達者でね
【今後へ生かすメモ】
・特になし。
【全体の振り返り】
変化は誰にも止められない。