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2019/4/27 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【2日目の3/3】 [マカオ]

マカオ土産探し。

【移動範囲】
盧廉若公園-(徒歩)-大炮台-(バス)-十月初五日街-(徒歩)-鏡湖医院-(バス)-宿-(徒歩)-大街-(徒歩)-宿

【食事】
夜ご飯は金馬輪咖啡餅店
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ミルクティーと
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閉店近い時間で目ぼしいパンが無かったので、昨年1月に食べた椒鹽骨炒麺を。ニンニクが効いててがっつりなのに、麺もポークも味が濃すぎないし、ポークはカラッと揚がっている。見た目よりもずっとくどくない。
このお店は、私が行った範囲ではマカオで一番美味しいパンを出す茶餐廳併設のベーカリー。菓子パンや総菜パンを頼むとよく分かるが、しっかりバターを感じる味なのだ。香港にこのレベルの味を持つ餅店系茶餐廳が見つけられないのが残念。

【街歩き】
中心部ではクラフトマーケットの案内
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タイパの週末マーケットと言い、文化的でお洒落なイベントが増え、日に日に垢抜けているマカオ

文化局周りで大炮台へ
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この観光資源の多さよ。
返還前のマカオをテーマにした写真集は香港のそれと比べると圧倒的に少ないのだが(現状に強い不満が無ければ過剰に懐古趣味には走らないということなのか)、昨日の日記でも述べたように香港だと60-70年代に多くあったような様式の建物が今も多く残っているし、植民地時代の歴史的にも価値がありそうな建物もまだまだ健在。庶民の集まる下町に関して言えば、近代的なビルだらけにはなっていない。
何故もっと観光地として流行らないのか。食文化だって、中華料理の選択肢は香港に譲るとしても、ポルトガル料理は本格的だし、パンやタルトやクッキーは香港の比では無い美味しさなのに…。

突出しベランダコレクション
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室外機に三菱やパナを発見するも、Yorkが優勢の模様。
香港ではダイキンの営業力に驚くのですが、マカオはまだなのか?マカオの室外機も、本腰入れて見つめる対象にしたいと思う。

壁の文字が気になり撮影
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EDIFICIO FORTUNA 1966とある。半世紀以上前の建造か

愛猫家は世界共通なのね
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茶トラちゃんが見つかっていますように

大炮台に到着
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高台にあるので、景色が宜しい
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遠くにあるグランド・リスボアがよく見えること
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手前から奥に向かってどんどん金満化していく建物
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どう足掻いても強烈なセンス

大炮台では、大砲をグランド・リスボアに向けて記念写真を撮るのが人気だった。私も頼まれて中華ファミリーの写真を撮る。
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資本家は敵ぃ~!大金持ちは悪ぅ~!人民よ団結せよ!!!

併設のマカオ博物館の売店に寄り、マカオの歴史が分かる写真集が無いか探したが、期待したものが無かった。

天気がかなり悪いので、さくさく移動。十月初五日街から鏡湖医院の間の店を周りつつ散策
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上の店を周った時点で、ワインやドライフルーツ、お茶でリュックがいっぱい。強い雨が降りそうなので、一旦帰宅。

ホテルの近くに建つ李錦記蠔油庄の古めかしくも立派な建物。海の近くにあるので、大型台風が来ると柱がまるまる水没する
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香港のイメージが強い李錦記だが、戦前マカオにある本部を香港に移したそうだ。激動の中国にあって、広州で1888年に創業した老舗である。
このビルを維持している時点で、李錦記への好感度はうなぎ登りに成らざるを得ない。地上階には李錦記の売店のほかに、上海蟹や飲み物が買える売店があるんだけど、その売店で安いビールやジュースを買うのが滞在中の楽しみだった。

ホテルに戻ったら案の定の大雨なので、仮眠。

雨が上がったので、ヴィンテージの掘り出し物を探しに昨日も行った方面へと
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果欄街周りには骨董もといヴィンテージを売る店が何軒もある。食器の類はえげつないというかキャットストリートに通じる可愛げのない価格設定だが、古い紙モノ類は悪くない。香港よりは安いし、頼むとセット品もバラ売りに応じてくれてくれるので使い易い。

神は何処にでもいる
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【日本へ持って帰るお土産】
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・陳皮、野生金柑、佛手果@永吉街老字號檸檬王
 香港の檸檬王よりずっと安い。
・龍眼@光復街の専門店
・烏龍茶、雲南金毫紅茶、龍井茶@華聯公司
 全体的に香港より何割か安いし種類豊富。いつも色々買ってしまう。
 雲南金毫紅茶は中国茶の紅茶系の中でも一番お気に入り。甘みも香りもありつつ値段が手ごろ。
大昌老酒廠の醇舊三蒸
 老舗応援キャンペーン。今回も店内の写真を撮りそびれた。チーン。
・古そうなポートワイン
 お店の人が丁寧にプチプチでくるんでくれた。
 年代が書いていないのでいつのものか分からないが、エチケット的には古そう。
・戦前のドッグレースの犬券@果欄街~關前後街あたりの店
 30年代のものと思われる。今見ても古びないモダンなデザイン。
・食器色々@蓮渓廟近くの店
 半世紀は前と思われるものが安価で手に入った。
・昔のバスチケット、フェリーチケット@果欄街~關前後街あたりの店
 地名が書いてあるので、昔はこの場所が栄えていたのか、と想像出来て楽しい。
 香港同様、昔はフェリー航路が多かった様だ。
・昔の大豊銀行澳門の小切手@果欄街~關前後街あたりの店
 銀行名がポルトガル語になっている点がマカオらしい。
・1971年の香港競馬の馬券@果欄街~關前後街あたりの店
 マカオ人も香港のお馬さんを見に行っていたのか。
・昔の澳門産花火や爆竹のラベル@果欄街~關前後街あたりの店
 花火や爆竹は往時のマカオの主要産業。
 小粋なデザインが多いが、今なら100パー炎上する絵柄も少々…。

【今後へ生かすメモ】
・果欄街~關前後街界隈は探せばまだお宝がありそう。

【全体の振り返り】
ドライフルーツもコレクションも買えて大充実。
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2019/4/27 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【2日目の2/3】 [マカオ]

フリマ再々訪問。

【移動範囲】
蓮渓廟-(徒歩)-紅街市-(徒歩)-盧廉若公園

【食事】
香島咖啡室でティータイム
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この外観を見たら満腹であっても入店しないとならない

地上階で終わらない老舗は、高確率で素敵だし味も悪くない気がする
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ポルトガル語併記の出路、欲しい
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この手の店はオタクを狂わせる物品で溢れている

はぁ~良い
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ミルクティーと
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朝ご飯にありつくジモティの気分に浸りたいので、ただのトーストを注文。可もなく不可もなく
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菓子パンが頼みたかったけど、無いと言われたのじゃ

Google Mapを舐めまわすように見ていたら発見した三寶冰室
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インスタ映え系レトロ冰室な内装らしい

はい可愛い
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自宅に取り入れたいアイデアやアイテムばかり

食べて貢献よ!ということでミルクティーと
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カップとソーサーが欠けているところも古めかしい(?)

西多士
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この他にも、盛り付けが今風な料理やスナック、ドリンクが充実。グループ旅行の休憩に良さそう。

【街歩き】
さて本来の目的地に着いた。
夕方の蓮渓市集の他に、蓮渓廟天光墟なる朝7時ごろから昼前まで限定のフリマがあるようなので、大纜巷を目指していたのだ。

大纜巷の蓮渓廟近く
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お分かり頂けただろうか

歩道に衣類や調理器具が置かれ、それを物色する人々
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香港だけでなくマカオのフリマも、包丁を簡単に取れる場所に置いて売ることが判明。良いの?

傾向として、蓮渓廟に接する道側に出店している人は骨董やヴィンテージが中心
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写真の壁の近くに気になるものを売っているオジイがいたが、値段に可愛げが無かった。ここはマカオのキャット・ストリートなのか?!香港のその手の店やコレクターよりは安いけどね。

この幕が目印の新橋花園の周りは
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どちらかというと骨董屋で売られている系統のものが多い

一通り周ったら、9月の蓮渓市集で食器を買った店が(ここに来てこの店の営業時間が謎になってきた)開いていたので入店。前回のような汚部屋感は無く、薄暗い中にも片付けられた店になっていた。
スカスカ気味の棚の奥に、半世紀前に製造されたお碗が埃をかぶっていたので買い上げ。お値段は香港市場価格から2折と相も変わらずバーゲン価格。

本来は蓮渓市集の時に開いている店だと思うが、あまりにも片付いていないボロ小屋が朝にもかかわらず開いていたので覗いてみた
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どう取り出すのか分からない状態で古い食器が詰まれていたので、吟味をしたがろくなものが無かった。にも関わらず、店内では男性客が謎の熱量で厚みのある紙を見比べっこして品定めをしている。…………いかがわしい映像作品が闇で売られている店だったorz

消防博物館
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三盞燈や紅街市に向かい歩きましょう
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レトロ可愛さを追求した老舗の富記粥品
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朝ご飯時間につき混雑していたのでスルーしたけれど、いづれ食べに行こうと思う

三盞燈はイベントの準備中
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三盞燈を円で囲むアパート群、大図解九龍城みたいに内部構造を解説した書籍を企画して欲しい

盧廉若公園
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上海豫園の有料ゾーンをスケールダウンした規模ではあるが、無料とは思えないクオリティ。地元のご老人がまったりしているので、ベンチは埋まり気味。

塔石藝文館
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【今後へ生かすメモ】
・蓮渓廟天光墟と蓮渓市集では出品者が違う。
・マカオでも、昔を懐かしむ内装の店が増えつつある模様。

【全体の振り返り】
あな素晴らしきマカオレトロ。
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2019/4/27 過去には戻れないので元号をまたいだ香港マカオ旅【2日目の1/3】 [マカオ]

マカオの古いものを探しに行く1日。

【移動範囲】
宿-(徒歩)-大三巴牌坊-(徒歩)-セナド広場-(バス)-蓮渓廟

【食事】
朝ご飯は相変わらす感じが良い新英記咖啡麵食
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飲み物は此度もミルクティー
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マカオでよく見るミルクとティーの別盛り形式(お茶はポットに2杯分くらい入っている)、全世界に広まって欲しい
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濃さも思うままだしね

豬扒包
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注文を受けてから墨で炙るパンに、ジャンク寄りに味付ていない胡椒のきいたポークが合う。安い店だけど安っぽくない味でお気に入り。

【街歩き】
今回マカオの宿に選んだのはマカオマスターズホテル(萬事發酒店)。便利な立地と日本の田舎ビジホのような室内。清潔だし、従業員がキビキビしていて気持ち良い。直前までホテルをキャンセルしようか本気で悩んだが、そのまま泊まって正解だった。

早朝に目が覚めホテルを出たが、建物の前には観光バスを待つ団体旅行客の皆様が
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ホテルは毎夕中国の団体客でカウンターが埋まっていたが、宿泊階の通路で彼らに出会うことは無かった。団体客と個人旅行客はエリアをけていたのかも知れない。

裏道を通りながら聖ポール天主堂跡こと大三巴牌坊を目指す。マカオのメジャーポルトガル建築なのに、漢字で書いた方がしっくりくるのは何故。
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心を容赦なく突き刺す光景があり過ぎる

日の出直後の大三巴牌坊
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日中とは打って変わって人が少ないので、このくらいの時間なら深夜特急の沢木氏の気持ちが少しは理解出来るだろう
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旅とは、信仰とは、移りゆく時とは

観光写真ではそうは見えないようにしているけど(カメラマン達は「昔は王様がいた平和な国だったのに、魔物に襲われて廃墟になったんじゃあ~」なドラクエ的世界観を切り取った感じに撮っていて凄いと思う。)、大三巴牌坊の隣りには可愛らしいアパートが迫っているんだよね。
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観光客にガン見されることを想定し、可愛くしていること

早すぎて大三巴哪吒廟が開いてない
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正直私世代の人は、哪吒と聞くと藤崎竜先生版の哪吒を思い出すと思う

坂を下り、セナド広場方向へ踵を返す
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SF映画で真っ先に壊されそうな建築物の筆頭、グランド・リスボアもよく見えるぜ!
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どうしても、高さが一定でない不格好な壁と原付を写したかったんだ…

セナド広場周辺は正統派な植民地テーマパークと化していてキャッチ―
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「夏の日中、本土の観光客がつまんでいる干し肉の匂いと暑さが相まって阿鼻叫喚」と、当ブログではけなされがちのセナド広場ではありますが、土地本来の風景は何処を切り取ってもラブリー。

營地街市の周り
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どの角度からも美しい景然棧腊味
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マカオ特別行政区のサイトにも掲載される由緒あるお店。正式な創業年が不明だが、少なく見積もっても1世紀は歴史がある。(あるものは清朝光緒年創業、あるものは創業から150年と紹介していて幅があり過ぎる)創業は十月初五街の「景然」という店で、その支店なので景然棧(棧は支店の意味)と命名したそう。

典當業展示館
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好 き

義順牛奶公司
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朝の亞美打利庇盧大馬路で1時間は潰せる感じがしたが、昨夜行くと決めた場所に行かないとならぬので次へ。蓮渓廟の近くでバスを下車
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目的地に着くまでがまた楽しくて、進まない進まない
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神は何処にでもいる
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斜め体勢固定の神様が大変そう

【ねこ】
沙梨頭海邊街の可愛がられねこちゃん
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通りに飛び出さないよう訓練中

【今後へ生かすメモ】
・朝の亞美打利庇盧大馬路を舐めるように歩きたい。

【全体の振り返り】
マカオでは素敵以外の語彙が消滅の危機。
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